カワハギ釣り(2022年10月8日・釣り船(金沢八景一之瀬丸))
2022年10月8日(土曜日)に金沢八景一之瀬丸にて、一日船のカワハギ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
カワハギ(皮剥)という魚を知っていますか?
カワハギは知る人ぞ知る、釣り人なら一度はチャレンジしてみたい魚だと思います。
カワハギのアタリは繊細で、いつの間にかアサリの餌だけなくなっていたり、モゾモゾというアタリがあったと思ってアワセを入れても針掛かりしなかったりと、釣りの中では難易度が高いジャンルになります。
カワハギの身体は、丈夫な皮で覆われています。
カワハギの皮を剥いで調理することから、カワハギという名前の由来と言われています。
カワハギには2つの皮があるんですよ!( ´∀` )
ご存じでしたでしょうか?
先程も取り上げたように分厚い皮が1つ、さらに体に薄い皮(薄皮)をまとっています。
カワハギ料理を作る際は、この2つの皮を取り除く必要があります。
2つの皮を剥いだら、透き通った白身のお出ましです!
さらに、肝を取り出す必要がありますが、金色と黒色の2つの苦玉がありますので、潰さずに丁寧に取り除く必要があります。
この苦玉を潰して肝に付着してしまうと、その名の通り、肝が苦くなってしまいますので、注意が必要です。
カワハギの肝刺を作るにしても、事前に勉強しておいた方が良い知識があることを覚えておいてください。
カワハギの刺身に肝を添えて醤油を混ぜたら、絶品カワハギの肝刺の出来上がりです!٩(๑>◡<๑)۶
カワハギの料理の話はこんな感じですが、肝心のカワハギを釣り上げなければこの感動を味わうことができません。
カワハギのホバリングテクニック(ヘリコプターの如く)によって、釣り人が釣り針に仕込んだアサリを様々な角度から少しずつ食べてアサリを取っていきます。
カワハギはエサ取り名人なんです!
一般的に魚はエサに向かって前進して捕食するイメージになりますが、カワハギの場合は前後左右斜めなど全角度から餌を捕食します。
そういうことから、とても器用な魚というわけです。
但し、カワハギの素晴らしい所というと、何事にも好奇心が旺盛という所にあります。
この好奇心が旺盛な性格を利用して、うまくカワハギを釣るということです。
カワハギは、キラキラと光るモノや音を奏でるモノに興味を持っています。
カワハギ釣りでは、キラキラ光る集魚板であったり、音が鳴るオモリであったり、いろんな仕掛けがあります。
海の状況や周囲の状況を見ながら、その日のカワハギのヒットパターンを素早く探し当てることが釣果を伸ばすコツになると言えます。
カワハギ釣りでまず重要になるのは、アサリの付け方です。
アサリは水管、ベロ、ワタというパーツに分かれています。
針の大きさにもよりますが、水管かベロを縫い刺しにしておくと、カワハギに簡単に餌を取られないようになります。
水管、ベロ、ワタの順番に釣り針を通していくのですが、最後のワタの部分はアサリの肝の部分になります。
カワハギは、ワタ、ベロ、水管の順番で食べると言われています。
つまりは、ワタの部分に釣り針の先端を持ってくることが重要になります。
カワハギのアタリがあったら、竿先がカクカクっといった感じで縦引きが入ります。
カワハギに似た引きの魚は、ベラ、フグなどもありますが、カワハギの場合はカクカクっていうのが力強い感じがします。
カワハギのアタリがあったら、竿先を持ち上げた状態でラインを弛ませないようにテンションを掛けた状態をキープしつつ、リールで巻き上げてくることが重要です。
尺ハギクラスになってくると、強烈な引き込みの時もありますが、ドラグ調整を最初にしっかりしておけば、あわてる必要はありません。
今回は千葉県の大貫沖~竹岡沖のポイントでカワハギを狙うことになりました。
約半年ぶりになりますが、どんなカワハギ釣行になるのか楽しみです(^^♪
カワハギってどんな魚か気になるって方は、カワハギを見てもらえたらと思います!
カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
7時~14時までの海の天気予報見てみると、風速4.0mとなっており、天気予報は曇りのち晴れですが、風は気になるほどではなく釣り日和な感じがしますね!
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
潮流時間のアプリで竹岡沖はなかったため今回は載せていませんが、潮周りは中潮で期待できそうな気がします。
カワハギの活性が高いこと、海の状況がよいことを願いつつって感じですね!
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したカワハギ釣り(皮剥釣り)仕掛け
今回カワハギ釣り(皮剥釣り)で使用した胴突き仕掛け(フックビーズ付きのハリス止め)とハゲ型の掛かり優先の替え針です。
今回カワハギ釣り(皮剥釣り)で使用した集魚板と目玉シンカーオモリ30号です。
カワハギ釣り(皮剥釣り)の幹糸仕掛けを1セット(2つ分入ってます)、替え針1セット、オモリは目玉シンカー25号(金)と30号(黒)のものを持っていきました。
替え針はハゲ針、くわせ型(吸わせ方)針がありますが、ハゲ針をメインで使用しました。
カワハギ釣りでは釣り針の交換が必ずといっていいほど、必要になってきます。
カワハギが同じ針で何度か釣れた場合に、針がかりが弱くなる(爪の上で針先を立てて滑るようだと針掛かりしづらい)ことがあります。
カワハギが一度かかった針はチェックしておくのが良いと思います。
また、外道のフグがかかった時、針ごと切られたりするケースもあります。
周りでフグがいっぱい釣れてしまう状況だと、カワハギを釣るのは至難の業になります。
釣り針のチェック、状況に応じたオモリの付け替え、集魚板をつけたりなど、マメにいろいろ試すことでカワハギの釣果に差が出てきます。
替え針は上を向くように真っすぐつけることが重要です。
竿を聞き上げるときに針が上を向いていれば、アワセになります。
針が下を向いた状態では、カワハギは釣れませんので注意が必要です。
海底付近にオモリを着底した状態から、ラインを張りすぎず弛ませすぎずというゼロテンションでカワハギが釣れることもあります。
船を横流しにしている関係で、地形は常に変化していきます。
そのため、根掛かりのリスクがある可能性と、カサゴ、トラギス、ベラなどの外道が釣れてしまう可能性もあります。
カワハギ釣りでは幹糸、替え針、オモリ(目玉シンカー)は、以下のものもオススメです。
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カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
カワハギ釣り(皮剥釣り)は半年ぶりとなりますが、どうなるか楽しみです!
船宿から、釣り竿(手巻きリール付き)をレンタルし、氷、アサリの剥き身を受け取りました!
ライフジャケットはレンタル可能ですが、持参したものを使用しました。
久々のカワハギ釣り、どんな誘い方でアタリが取れるのか楽しみです!
カワハギの釣り方は、基本的には3つあります。
たたき釣り、たるませ釣り、聞きアワセ釣り(聞き上げ、聞き下げ)というのがあります。
今回のカワハギのヒットパターンを確立すべく、いろいろ試してみます。
カワハギ釣りで使用した釣り竿(手巻きリール付き)です。
カワハギ釣りで使用したアサリの剥き身です。
アサリの剥き身を塩をかけて引き締めることにより、アサリを釣り針につけやすくなります。
アサリの剥き身に塩をかけると水分が出てきますので、随時水分は捨てるようにします。
カワハギ釣りでは、アサリの剥き身を釣り針3本分をつけます。
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ロッドホルダーは釣竿を置いておくためにあると便利ですので、持参することをオススメします。
釣り竿(手巻きリール付き)設置(胴突き仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きリールのドラグ設定(きつく締める(思い切り引っ張ったら出ていく位))に問題ないことを確認しました。
出船
金沢八景一之瀬丸さんにて、大貫沖~竹岡沖でカワハギ釣り(皮剥釣り)をチャレンジさせて頂きました!
カワハギ釣りで一番肝となるのは、アサリの付け方になります。
アサリの剥き身は、水管、ベロ、ワタの部分に釣り針を刺します。
アサリの剥き身の付け方のイメージは以下の通りです。
針とアサリの大きさにもよりますが、余裕があれば水管またはベロの部分を縫い刺しにしておくと、アサリ餌が簡単には取られずらくなりますので、オススメします。
アサリの水管の真ん中に釣り針を通した後、ベロの遠い方を刺してから手前のベロに対して縫い刺しをしてから、ワタの方に釣り針の針先が来るように小さく丸めます。
アサリの餌付けは、時間がかかっても問題ありませんので、丁寧にやることが重要です。
アサリの大きさや形によって、餌の付け方が変わってくることもありますが、形のしっかりしたモノで釣り針にフィットするアサリを選ぶと良いと思います。
アサリの数量に余裕があれば、しっかりとした形のものを選ぶと釣り針につけやすいです。
カワハギ釣りの仕掛けのイメージ図です。
胴突き仕掛け(オモリ30号)を使用し、3本針(ハゲ針)にはアサリの剥き身をつけました。
カワハギの釣り方3つの事例について記載します。
聞き釣りとは、聞き上げと聞き下げという釣り方があります。
聞き上げとは、海底付近から目線の高さまで竿を上げて止めて、アタリを待ちます。
聞き下げとは、目線の高さから海底付近まで竿を下げて止めて、アタリを待ちます。
聞きアワセ釣りは、カワハギがアサリを食べている時に針掛かりさせるという釣り方です。
たたき釣りは、竿を細かくシェイクして止めてアタリを待ちます。
竿を細かくシェイクすることにより、アサリがぶらぶらと揺れてカワハギがアサリを食べづらくなります。
そこで止めると、カワハギが寄ってきてアサリを食べやすくなり、針掛かりさせるという釣り方です。
たるませ釣りは、海底にオモリを着底させた状態で、ラインが張るか緩むかという状況で、カワハギがアサリを食べやすい状況を演出して、針掛かりさせるという釣り方ですが、ラインをたるませているためにカワハギのアタリが分かりづらかったり、外道(トラギス、ベラ、フグなど)が釣れる可能性があります。
カワハギの習性といえば、好奇心旺盛な所があるんですよね!
カワハギはキラキラしたものや音が出るものに興味を持って近寄ってきます。
釣り具で例えるなら、集魚板やオモリになります。
集魚板やオモリが光っていると、カワハギが近寄ってきます。
そこでアサリが目に入ってからは、アサリを食べ始めます。
アサリを食べている時は、モゾモゾとした感じのアタリが手持ち竿に伝わってきますので、そうなったら後はカワハギに針掛かりさせて釣り上げられるかどうかです。
船長から釣り開始のアナウンスが流れました。
カワハギ釣りのポイントでは、真下に仕掛けを落としていくのですが、アタリがなければ風上側へキャストして遠くの方を探るのも有効です。
最初のうちは、海底からオモリを30cm程度上げた所でたたき釣り、からの、たたきながらの聞き上げ下げを試しました。
カワハギのアタリはあるものの、なかなか喰いこんでくれず、餌がなくなっているのは、一番下と真ん中が多かった感じがしています。
最初のうちのチャンスタイムを逃した私は、何度やってもカワハギがヒットしない状況が続き、たるませ釣りを試してみることにしました。
そしたら、カサゴ、ベラが釣れて、フグまで釣れましたが、肝心のカワハギはヒットせず。。
何が違うのだろうと思っていたら、潮が速くて仕掛けが流されていたため、まずは目玉シンカーオモリを25号⇒30号に変えました。
海底の感覚が掴めるようになってからは、カワハギのアタリが取れるようになってきましたが、フッキングせず。。
試しに道糸と仕掛けの間に、集魚板をつけてみることにしました。
そしたら、カワハギらしきあたりがあって期待していたら、フグというのが多かったです。
そんな中、ゼロテンションの状態にした時に、竿先にわずかにちょんちょんっていうアタリがあり、ゆっくり聞き上げていったら、カワハギが釣れました!
正直、このままボウズで終わってしまってもおかしくない状況でカワハギが釣れて安堵しました。
今回、なかなか喰いこまないということがあって、ほんと奇跡に近い感じでカワハギが釣れてよかったです(^^♪
カワハギを釣り上げた時間帯は周りの方も魚のアタリすらなくて、とても難しい時間帯でした。
カワハギの活性が低い時は、外道覚悟で海底付近をゼロテンションで釣るというやり方でアタリを取るのが良いのではないかと思いました。
また一つ、カワハギ釣りで学べたことがとても嬉しく思っています。
この時期のカワハギの乗合船は満員で隣同士の間隔もほとんどゆとりがなくて、オマツリになることも多かったですが、周囲の方と協力して対応できてよかったです!
カワハギ釣りはまたチャレンジしたいと思います!
【大貫沖~竹岡沖でのカワハギ釣り】(2022/10/8)金沢八景一之瀬丸
大貫沖~竹岡沖でのカワハギ釣りにチャレンジした際の動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港
今回のカワハギ釣りの釣果ですが・・・1枚でした!
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました。
今回のカワハギ釣りも学びが多くてよかったです!
釣れたカワハギの肝刺身を作りました
カワハギを釣ったらまず試したいのがの肝醤油で頂く刺身ですね(^^♪
肝のまろやかな甘みと醤油の辛味が混ざった状態で、カワハギの刺身を食べたら、言葉にならないくらい美味です!(●´ㅂ`●)
釣れたカワハギの肝刺身丼を作りました
カワハギの肝刺身丼を食べました!(๑º﹃º๑)
カワハギの肝醤油での刺身は美味しかったのですが、どうしてもお米の上にトッピングして食べたいと思いました!
白いご飯の上にカワハギの刺身と肝を乗っけて醤油をかけて食べたら最高に至福の時を過ごせます!(●´ㅂ`●)