マゴチ釣り(2022年5月2日・釣り船(金沢八景一之瀬丸))
2022年5月2日(月曜日)に金沢八景一之瀬丸にて、1日船のマゴチ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
マゴチという魚を知っていますか?
マゴチは春から夏(特に夏が本番)に釣れる魚で、白身で甲殻類のような甘い味があって美味しい高級魚なんです!
春には産卵期ということもあってマゴチは浅瀬にやってくるため、狙いやすくなります。(^^♪
マゴチは砂地にいる魚であり、エビのような甲殻類やハゼのような魚を捕食しています。
マゴチ釣りは今年から始めたのですが、とても人気があります。
マゴチは1日船でやっても1~2回チャンスがあるかないかの時もあれば、すごくチャンスがある時もあるようです。
前回やった時はアタリはあったものの喰い込ませることができず苦戦しましたが、マゴチ一尾を何とかゲットできた感じでした!
今回はちゃんとマゴチ釣りらしいアタリを体感したいと思ったのと、少しでもマゴチ釣りのレベルが上がるようにという思いでチャレンジさせてもらうことにしました。
マゴチ釣りの醍醐味は、アタリがあってからのマゴチとの駆け引きと、鬼アワセが決まった時の掛ける釣りという所がとても魅力的に感じますね。( ´∀` )
マゴチのアタリは竿先にコツコツっとした前アタリから釣り竿の胴の部分に重みが乗っかってくる本アタリがあります。
前アタリはマゴチがサイマキを少しずつ食べている状態で、本アタリはマゴチの口の中にサイマキと釣り針が入った状態だと考えてみたら分かりやすいかもしれません。
マゴチの本アタリだというタイミングが来たら、思いっきり鬼アワセを入れます。
マゴチのアタリかなぁと思ったら、以下のことを確認してください。
潮の流れが緩い時は、リールでラインを巻き取りながら竿先を少しずつ下げていって(サイマキが逃げようとする状況にする)様子を見ると良いと思います。
それでも前アタリがある状態かよく分からない時は、竿先をゆっくり持ち上げていき、マゴチなのかどうか確認すると良いと思います。
潮の流れが速い時は、リールでラインを巻き取りながら竿先を少しずつ下げていって、PEラインをサミングしながらゆっくりラインを送っていって(サイマキが逃げようとする状況にする)様子を見ると良いと思います。
思いっきり引いていくような本アタリの場合は鬼アワセでよいと思います。
マゴチなら竿先のアタリから釣り竿の胴の部分にアタリが変わってくるはずです。
マゴチはアタリがあってから20秒待った方がいい(マゴチ20)という格言があります。
アタリがあってからアワセをするまでが難しい時に一つの参考になると思います。
タイミングによっては、サイマキだけ取られてしまうケースもあるため、アワセをすると決めたら思いっきりアワセるということを心に決めておくと良いと思います。
マゴチですが見た目は平ぺったい感じなのですが、所々トゲがあって怪我をする危険性もあるので、注意が必要です。
マゴチって釣れた時に、結構暴れるんですよね。
マゴチの背ビレ、エラ、トゲ、尻ビレなど怪我をしないように注意すべき部位になります。
素手で触れないように注意してください。
釣れたマゴチは、魚バサミを使用して固定するか、タオルなどで押さえてから針外しを慎重に行う必要があります。
無事に針外しが終わったら、目印となる安全ピンをマゴチの口に通しておきます。
帰港後に船長にマゴチを締めて(神経締め)もらえるんで、終わった後に自分の釣ったマゴチが分かるように目印をつけておくんですよね(^^♪
安全ピンは100均にも売っていますが、必ず印を両面にマジックで目印を付けておくようにしてください。
同じ安全ピンの色の人がいても、目印があれば間違えずに済みます。
釣り終わった後に誰の魚か一目で分かるような心遣いが必要だと思います。
マゴチがどんな魚か気になるって方は、マゴチを見てもらえたらと思います!
今回も何か一つコツを掴んでいけたらという気持ちでした!
マゴチ釣り(真鯒釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
8時~14時までの海の天気予報見てみると、風速2.3mとなっており、天気は晴れのち曇りで釣り日和という感じですね。
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
今回の潮周りは大潮でした。
潮がよく動く時間帯としては8:00~9:45、13:45-14:00という感じですね。
序盤と終盤にチャンスが来るって感じですね(^^♪
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したマゴチ釣り(真鯒釣り)仕掛け
今回使用したマゴチ釣り(真鯒釣り)の仕掛けです。
三日月型オモリ20号とマゴチ釣りのヒューズ付きの改良マゴチ仕掛け(1袋に2セット入っていました)です。
ヒューズは針に付いていますが、潮の流れが速い時に浮き上がったしまわないように付いています。
潮の流れが緩い時は、ヒューズを外して釣る方法も試してみると良いと思います。
ヒューズがついていると、それがオモリとなるため、サイマキに負担が少しかかる分弱りが早いのではないかと思います。
マゴチが釣れた後には釣り針の刺さり具合を確認し、釣り針の刺さりが甘い感じであれば釣り針を交換した方が良いと思います。
爪の上に釣り針の先をあててみて、滑らないことを確認できれば大丈夫です。
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マゴチ釣り(真鯒釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
マゴチ釣り(真鯒釣り)は2回目のチャレンジとなりました。
少しでもマゴチ釣りのコツを知りたいと思い、まっさらな気持ちで頑張ろうと思いました。
船長から、釣り竿(手巻き小型両軸リール付き)、氷を受け取りました!
ライフジャケットは借用できますが、持参したものを使用しました。
サイマキは、出船の少し前位に5尾頂きました。
サイマキがなくなったら、1尾100円で追加購入できました。
出船前の準備をしました⁺o(⁎˃ᴗ˂⁎)o⁺
マゴチ釣りで実際に使用した釣り竿と手巻きの小型両軸リールです。
釣り竿(手巻き小型両軸リール付き)に、三日月型オモリとマゴチ用の仕掛けを繋いで準備完了です。
マゴチ釣りで実際に使用した釣り竿と同じものです。
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マゴチ釣りで実際に使用した手巻きリール(両軸リール GENPU)と同じものです。
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今回は釣り竿を絶えず持ちながらの釣りとなるため、ロッドキーパーは使用しませんでしたが、ロッドホルダーがあると便利です。
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マゴチ釣りで使用したサイマキです。
マゴチ釣りでは、餌としてサイマキ(車海老)を釣り針につけます。
ロッドホルダーに釣り竿(手巻き小型両軸リール付き)設置(マゴチ仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻き小型両軸リールのドラグ設定(きつく締める:フルロック)に問題ないことを確認しました。
出船前にマゴチの釣り方について、船長から親切丁寧にいろいろ教えて頂けたので、とても勉強になってありがたかったです!
出船
船長に、サイマキの付け方を教えて頂きました。
サイマキの付け方のイメージは以下の通りです。
最初にサイマキの角を目の上の位置で折ります。
こうすることで釣り針を通すことができます。
サイマキを裏返して口の位置を確認します。
サイマキの口の上に☓印のように見えるくぼみがあるため、そこから針を刺します。
サイマキの口から釣り針を抜き刺してしまうと、頭の黒い部分が脳みそなのですが、直撃してサイマキが死んでしまいますので、注意してください。
サイマキの角の延長上に針先を少し出して完成です。
サイマキに釣り針を通した後は、海水に浸してみて足がちゃんと動いていること(生きていること)を確認します。
船長から釣り開始のアナウンスが流れました。
今回のマゴチ釣りの仕掛けのイメージ図です。
マゴチの釣り方ですが、仕掛けを投入してからオモリを着底させます。
オモリが着底したら、糸ふけを取ります。
マゴチは海底にいますので、サイマキを海底から少し浮かせた所がタナとなります。
マゴチの顔を見ると目は上についていますので、オモリが着底している状態では、マゴチの視界に入りません。
どうするべきかというと、糸ふけを取ってから竿先を1m分上げてタナを取ります。
ハリス1.5mに対して1m巻き上げることで、マゴチの視界に入る場所にサイマキが泳ぐというようなイメージになります。
タナは潮の流れの速さによって、釣り竿を持ち上げる位置を微妙に調整する必要があります。
潮の流れが速い時は1mよりも少し短く(0.8m程度)し、潮の流れが緩い時は1mよりも少し長く(1.2m程度)することが良いと思いますが、いろいろ試すことをオススメします。
よく分からないということであれば、海底から1mのタナを守っていれば問題ないと思います。
ずっと同じ場所でじっとしているわけではなく、タナの取り直しを定期的に行うことによって誘いにもなりますので、そのタイミングでマゴチがヒットする可能性もあると思います。
タナの取り方としては、竿先を海面に付けた状態でPEラインの目印が近くに来るように調節し、そこからPEラインの目印を参考にして竿先を1m分持ち上げます。
難しければ、着底後に糸ふけを取ってからラインを1m分巻き上げてタナとして待っていても問題ありません。
サイマキの活きの良さをアピールするために、鋭くチョンって感じで持ち上げたり、ゆっくりチョンって感じで持ち上げたりすると誘いになります。
竿先を1m持ち上げてからは20~30秒経過したらタナを取り直します。
タナを取り直す時がマゴチに対してのアピールにもなります。
釣り竿の上げ下げでサイマキの飛び跳ねる状況を演出し、待つことでサイマキが泳いでいる状況を演出します。
今回の水深は15m~25mのレンジ(ポイントによって異なります)がマゴチのポイントでした。
アタリの出方ですが、最初コツコツっというような感じでサイマキがマゴチから逃げるような状態が竿先に出ます。
マゴチは一度でサイマキを丸飲みするわけではなく、少しずつ捕食しますのでそこでアタリと判断してアワセを入れるとすっぽ抜けてしまう可能性が高いため注意してください。
マゴチのアタリからアワセについては、コツコツという竿先の振れから始まり、釣り竿の胴の部分に重みがのしかかった時がアワセのタイミングの判断基準となります。
潮の流れが緩い時は、アタリが出始めてからリールのスプールのPEラインを押さえながら竿先を少しずつ巻きながら下げていき、サイマキが逃げていくという状況を演出し、喰い込むのを待ちます。
潮の流れが速い時は、アタリが出始めてからリールのスプールのPEラインを押さえながら竿先を少しずつ巻きながら下げていくのですが、それにプラスしてPEラインにテンションをかけながら少しずつラインを送り出してサイマキが逃げていくという状況を演出し、喰い込むのを待ちます。
海面に刺さるような感じで引き込むようなアタリがあれば、アワセのタイミングです。
それでも喰い込まない時は、一旦竿先をゆっくり持ち上げていき、マゴチからのリアクションを待ちます。
そこで釣り竿の胴の部分がマゴチの重みで揺れた瞬間に鬼アワセを決めてください!
アワセは本気でやってください。
マゴチの口はとても硬いため、アワセが決まらないと釣り上げることはできません。
鬼アワセのタイミングは緊張の一瞬だと思いますので、呼吸を整えてから実施することをオススメします。
マゴチがヒットしたらそのままテンションを保ちつつ一定の速度で巻き上げて釣り上げるようにしています。
仕掛けの三日月型オモリがぶつかる所まで巻いたら、船長にタモ入れをお願いすると良いと思います。
マゴチの口の周りは固いため、釣れて針外しが終わったら針先を爪に立てて滑らないかをチェックすることが大事です。
針先が爪の上を滑る状態であれば、針交換してください。
あと、マゴチが釣れた時に結構暴れますので、マゴチのトゲの部分を触らないように最善の注意を払ってください。
これが、基本的なサイマキでのマゴチの釣り方と誘い方のコツとなります。
最初のマゴチのヒットは隣の方と同じでしたが、まさかのマゴチの口の同じ場所に針がかりしていました(;^ω^)
どんだけ食欲旺盛なんだと思いましたね。。
本当はじゃんけんでどっちのマゴチかを決める所だったのですが、隣の方からお兄さんのマゴチで大丈夫ですよ!と言って頂いた時には感謝の気持ちで一杯でした。(^^♪
あとはラストチャンスのタイミングで、潮の流れが速い状況下でマゴチらしいアタリからのアワセが決まってマゴチをゲットできたので、よかったです。
もっとマゴチを釣り上げたかったという気持ちと、またチャレンジしたいという気持ちになりました。
【東京湾でマゴチ釣り】(2022/5/2)金沢八景一之瀬丸
東京湾でのマゴチ釣りの動画をアップしました。
サイマキでのマゴチの釣り方を解説しておりますので、よかったら見てください。
帰港
釣れたマゴチの写真です。
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました(^^;)
釣果としてはマゴチ二尾でしたが、マゴチらしいアタリでのアワセが決まって、マゴチが釣れてよかったです!
マゴチ釣りではアタリがあってからの駆け引きとアワセが決まった時の強烈な引き込みが楽しめました。✌(‘ω’✌ )
釣れたマゴチの洗いを食べました
釣れたてのマゴチの身を氷水に浸して水気を取って洗いにしました。
マゴチの身が引き締まった感じになって美味かったです。(´º﹃º`)