キハダマグロ・カツオ釣り(2022年8月15日・釣り船(茅ヶ崎港ちがさき丸))
2022年8月15日(月曜日)に釣り船(茅ヶ崎港ちがさき丸)にて、1日船のキハダマグロ・カツオ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
キハダマグロという魚を知っていますか?
キハダマグロってどんな魚か気になるって方は、キハダマグロを見てもらえたらと思います!
カツオという魚を知っていますか?
カツオってどんな魚か気になるって方は、カツオを見てもらえたらと思います!
キハダマグロ・カツオ釣りといえば?
キハダ・カツオ釣りでは、オキアミという小さいエビをコマセカゴから出してコマセの煙幕を作り、実際に釣り針につけたオキアミを同調させてキハダ・カツオに食べさせるという釣り方です。
相模湾夏の風物詩といっても過言ではありません。
一日船ではありますが、マグロやカツオがヒットするのは、運的な要素がかなり高いと言えます。
相模湾では8/1からキハダ・カツオ釣りが解禁となるのですが、最初の方はコマセ釣りをするとなると、キハダ・カツオがオキアミを餌だとして認知していない感じでヒットも出づらい傾向にあります。
今回、海の状況はうねりも少なくて絶好の釣り日和といってもおかしくない状況でしたが、もう一つの懸念としてはちょっと暑すぎましたね(;^ω^)
暑さは釣り人にとっても試練だと思いますが、マグロやカツオも海水温が高すぎては活性が低くなってしまいます。
潮が流れている時はもちろんチャンスはあるのですが、少し涼しいくらいな感じの時の方がよい気はします。
キハダ・カツオが釣れるのは、海の神様からの恵みと思ってよいと思います。
運よく簡単にヒットする時もあれば、終始アタリがなく終わってしまう可能性があるのが、キハダ・カツオ釣りです。
令和1~3年まではマグロが釣れていたのですが、今回はというと・・・
結果からすると、ボウズでした(;’∀’)
アタリらしきものがあったとすれば、ビシに対してゴツンという感じは一度だけありましたが、何度チャレンジしても釣り針に付いたオキアミを食べてくれなかったんです。
でも、ちゃんといろいろ試したことはありますし、今回ヒットさせることができなかった要因としてはいくつか考えられることがあります。
船長から投入のアナウンスがあるのですが、比較的速やかに投入はできていたと思います。
考えられる要因は、船長のアナウンスから投入してビシを指示ダナに持ってくるまでのスピードというかタイミングがうまく嚙み合っていなかったのではないかと推察します。
コマセが付けエサと同調する前に、船下をマグロが通過してしまって、ヒットしないって感じだったと思うんです。
あとは左右の釣り人の仕掛けの投入からコマセをふるタイミングがばらけていて、同じタイミングではなかったため、タナボケしてしまった可能性も有り得ます。
それぞれ使用しているビシやステン缶や仕掛けによっても、落下スピードが違ってきたりするため、全員が同じタイミングで!というのは、とても難しい所ではあります。
そういうことから考えても、運的な要素は強いと思います。
針に餌を付けるのですが、針が大きいこともあって、オキアミを1つ丸掛けにした場合に回収したらボロボロになってしまっている感じがありました。
オキアミ2つで抱き合わせにした場合は、回収した時もしっかり残っている時が多かったため、やっぱり抱き合わせで付けるのが良さそうです。
私が認識している限りでは、船中コマセ釣りで左隣の釣り人がマグロらしきアタリがあったもののハリス切れ、その左隣ではカツオらしきアタリがあったもののハリス切れって感じの2回のみだったと思います。
キハダ・カツオ釣りでは、チャンスが少ない中でもヒットしたら必ずモノにするという気持ちと慎重さが必要になってきます。
キハダマグロ・カツオ釣り釣行日記(釣行日前)
釣行日と釣り物を決める
釣行日(2022年8月15日)と釣り物(キハダ・カツオ)が釣りたいと思ったため、釣り船情報をインターネットで探しました。
船宿のホームページから乗船予約
今回は、ちがさき丸のホームページでキハダマグロ・カツオ釣りの出船予定があることを確認し、ネットで乗船予約をする際に、船の座席の位置を事前に決めて予約できました。
今回は右舷の真ん中から少しトモ側の2席を予約しました。
友人と行くことになりましたので、そういう感じになりました。
昨年はキハダとカツオを釣り上げることができました。キハダマグロ・カツオ釣り(2021年8月13日・釣り船(茅ヶ崎港ちがさき丸))に記載していますので、よかったら参考までに見てください。
その時は右舷の前方でヒットしたんですよね。。
今回も2回のチャンスがあったのは右舷の前方側でした。
右舷の真ん中より少しミヨシ側の位置がアタリがあってチャンスがあるのではないかと思いました。
レンタルする場合は、乗船する際の受付時に言えば問題ないということを船宿のホームページで確認しました。
沖釣りで必要なものは、初心者からの沖釣り(船釣り)の始め方【レンタルがおすすめ】に記載していますので、参考にしてみてください。
キハダマグロ・カツオが釣れた時のことを考慮し、キハダマグロ・カツオの解体サービスがある船宿を選んでいます。
いざ、家で捌くとなると大変だと思いますので、帰ってからすぐに美味しく食べれるのでおススメです!
ホテル予約
早朝からの出船となるため、余裕を持って前泊することにしました。茅ヶ崎駅から近いホテルを探し、東横INN湘南茅ヶ崎駅北口が見つかったためインターネットで予約しました。
事前に仕掛けを購入
釣り竿、リール(手巻き or 電動)、ロッドキーパー、ビシ天秤、ライフジャケットはレンタルできます。
キハダマグロ用の仕掛けは船宿にて購入しました。
釣りで使用する餌は、オキアミ(エビの小さいもの)をビシに詰めるものと、付けエサが必要ですが、船宿おススメのものを購入してみるのもありだと思います。
キハダマグロ・カツオ釣りで実際に使用した釣り竿(ロッド)は、以下のものを使用しました!
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キハダマグロ釣りで実際に使用した電動リールは、以下のものを使用しました!
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キハダマグロ釣りで実際に使用した仕掛けは、以下のものを使用しました!
ハリスの長さは6mでハリスは24号のものを使用することにしました!
キハダマグロ釣りの仕掛けのイメージ図です。
キハダマグロの口元でカンヌキの部分にフッキングできれば、不可抗力(サメの襲撃やハリス切れなど)を避けることができれば、マグロを釣り上げられる確率は高まります。
カンヌキは分かりますか?
2020年に釣れたキメジのカンヌキの部分をピックアップしたものです。
キハダマグロやカツオの歯は鋭いため、針の掛かった場所によってはハリス切れになってしまうことがあります。
カツオはヒットしたら横に、キハダマグロはヒットしたら真下に引いていく傾向があるため、どの魚がヒットしたか目星をつけやすいですが、もちろん全方向に走ったりもしますので、参考程度としてください。
キハダマグロ・カツオ釣り釣行日記(釣行日前日)
釣行日に備えて天候の確認
天候は晴れで風もほとんどなさそうな感じでした。
いつもなら海天気を調べるんですが、どのポイントになるか分からないため、今回はポイントで確認する感じになります。
初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
ホテルにチェックイン
予め予約しておいた東横INNにチェックインしました。
同時に早朝チェックアウト予定(4:20)で、タクシーの手配をお願いしておきました。
タクシーも手配頂けて、よかったです!
何だか前日はいつもと違い、眠かったのですぐ寝れました。
そういえば、いつもは明日はキハダマグロ釣り上げてやる!というテンション高めな状況でほぼ眠れないんですが、そのテンションの高い状態ではなかった所も今回の結果になった要因だったかもしれません。
釣行日の飲食物を事前購入
朝6時出船ということもあって、前日は早めに食事を済ませて、当日はすぐにタクシーで直行できるように、コンビニで飲食物を調達しておきました。
水2ℓ×2、カロリーメイト、おにぎり、パンを購入しました!
キハダマグロ釣り釣行日記(釣行日当日)
船宿で受付しました
タクシーは4時20分予約のため、4時起きでした。
出船時間は6時ということと、今回友人と釣りに行くことになりましたので、5時前までに船宿に到着しました。
船宿で乗船名簿を記載し、釣り物について「キハダ・カツオ船」で予約した〇〇ですと伝えます。
乗船料金と釣り具のレンタル及びオキアミ、付けエサ、仕掛け、氷を購入したい旨を伝えて料金を支払って乗船券をもらいました。
出船前準備
船宿のスタッフさんから、釣り竿(電動リール付き)、ロッドキーパー、天秤(ビシカゴ付き)、氷を受け取りました。
ライフジャケットは持参しました。
船内では餌や氷は販売していない旨、釣りの最中に餌が足りなくなるということがないようにオキアミ3kg×2、付け餌2パックを買っておきました。
キハダやカツオが釣れた時のことを考慮し、氷は3~5個くらいあった方がいいと思います。
乗船券には1つ氷の券がついていましたが、追加したい場合は別途購入する必要があります。
ライフジャケットを着用して、クーラーボックスに氷を入れた後、ロッドキーパー(キハダマグロ釣りの際に釣り竿を置けるようにする)を自席で装着して、釣り竿(電動リール付き)に天秤(ビシカゴ付き)をつけて仕掛けを付けて準備完了です!
キハダマグロ・カツオ釣り餌(オキアミ3KG)です。
キハダマグロ・カツオ釣り餌(付け餌オキアミ)です。
キハダマグロ・カツオ釣り仕掛け(天秤仕掛け)です。
キハダ・カツオ釣りでは手返しのスピードはとても重要になります。
付けエサのオキアミの尻尾を切って抱き合わせにしたものです。
付けエサのオキアミの尻尾を切って丸掛けにしたものです。
電動リールのドラグ設定(強くラインをひっぱったらライン(釣り糸)が出ていくように調整します)キハダマグロや本カツオは、ヒットした時に物凄いパワーで逃げようとしますので、ハリス切れにならないために注意が必要です。
キハダがヒットした場合は、キハダに走らせて動きが止まってから勝負するようにします。
これで出船前準備完了ですね。
出船
いよいよ出船です!
今回はキハダマグロ・カツオの群れが早く見つかるといいなぁ。。
出船してから1時間程経過してもキハダマグロ・カツオの気配がなく、気づけば真鶴~小田原沖の方まで来ていることが分かりました。
最初は船団ではなく独占できるような場所を探して頂いていたと思いますが、船団の方に移動して釣りをすることになりました。
船長から、「どうぞ」ってアナウンスが流れたんで釣り開始です。
指示ダナはキハダマグロが30mで、カツオが20mでした!
注目すべきは一日を通してほぼ同じタナだったんですよね。
これが何を意味するかといえば、よく考えれば一つのタナで集中して勝負できる感じですが、微妙だと感じるとすれば、ほぼ動きがないような感じにも考えられるわけです。
カツオとキハダマグロは同じタナ(魚がいる場所)ではなく、キハダマグロはカツオが泳いでいるタナ下10m程度の場所にいます。
キハダマグロとカツオで少し仕掛けは変わりますが、釣り方の考え方は同じと考えて問題ありません。
キハダマグロを狙うことにしたため、ハリス24号6mを使用しました。
ビシに入れるコマセですが、7~8分目位オキアミを入れます。
付けエサは釣り針に対して抱き合わせで2つ付けるか、丸掛けで1つ付ける感じになります。
ビシカゴから投入し、その後に付けエサがついた仕掛けをゆっくり投入します。
キハダマグロ狙いのため、タナは30mで、ハリスは6mのものを使用したので、36m(タナ:30m+ハリス:6m)まで落とし込んで、仕掛けが馴染むまで10秒程度待ちます。
仕掛けが馴染むとは、ビシカゴの方が付けエサよりかなり重いため、ビシカゴの下に付けエサが来るのを待つ時間のことです。
2~3回に分けてコマセを撒きながら、指示ダナ30mの所に来たら、アタリがあるまでしばらく待ちます。
指示ダナに持ってくるのはビシとなりますので、間違えないように注意が必要です。
釣り竿を持ち、釣り竿の穂先を海面付近から大きく持ち上げてから2m分巻きあげておろしてきます。
これを3回繰り返せば、タナの30mに到達するため、置き竿にしてマグロがヒットするのを待ちます。
ビシの位置はそのままの状態で動かさない方が良いと思います。
キハダ・カツオがコマセに釣られて浮上してきた時に、ビシが下りてきたら違和感を感じて逃げてしまう可能性があるからです。
今回のカツオとマグロ釣りでは、追いかけっこです。
追いかけっこの釣りとは?
キハダ・カツオが動く進路を船長が予測して先回りして船に向かってくるキハダ・カツオを針掛かりさせて釣る方法になります。
船下をキハダ・カツオが通過したら、再度先回りしてキハダ・カツオの動く進路へ先回りするというのを何度も繰り返しアタリがあるまでチャレンジする釣りです。
マグロが船下を通過したら速やかに仕掛けを回収し、次のポイントへ移動という感じですので、スピーディーに対応することが必要になります。
コマセのオキアミの詰込みと付けエサのオキアミを付ける動作をいかに効率よくできるかで釣果に影響してきます。
船長から釣り開始の合図が出たら速やかに仕掛けを投入し、指示ダナで待つようにします。
ポイント移動している最中にビシカゴにオキアミを入れておき、付け餌のオキアミを付けた状態ですぐに投入できる準備をしておかなければいけません。
キハダマグロがヒットしてからファイトまでに時間を要することがありますが、30分程度目安に釣りあげる必要があります。
カツオがヒットしてからファイトまでは速やかに巻き上げて勝負する必要があります。
今回アタリがない中でも意識したのは、サミングしているPEラインに伝わってくる感触と、コマセの撒き方についてです。
コマセの撒き方ですが、海面から大きく振り上げてタナに持ってくるようなやり方(広い範囲でコマセを撒く)と海面から正面の位置までシャープに振り上げてタナに持ってくるやり方(狭い範囲でコマセを撒く)があります。
今回は両方試してみましたが、どちらもヒットせずでした。
あとは、ビシの下窓の調節ですが、潮の状況によって調節しました。
ビシの下窓は1.5~2.5cmくらいですかね。
ビシに残っているコマセの残量を確認して、調整しました。
今回釣りをしていて感じたのは、仕掛けを電動で高速で回収することによってなのか、海中でなのか分からなかったのですが、付けエサのオキアミが針にしっかり残っていなかったことが多かった気がします。
丸掛けの場合と抱き合わせの場合だと、抱き合わせの場合の方がオキアミはしっかり付いていました。
良さげなオキアミがないかなぁ。。とちょっと思いました。
あとハリス24号6mの仕掛けだけではなくて22号6mの仕掛けのように少し細いハリス(マグロがヒットした時はリスクではあります)で付けエサの落下スピードを調整してコマセと同調する最適なものを試すべきだったと思いました。
帰港
船長の指示に従って後片付けをしました。
船中ノーヒットということもあり、周囲ではがっくりといった空気になっていました。
そんな中でも船宿のスタッフさんの心遣いはとても嬉しかったです。
釣りをしている際もドラグをチェックして頂いたり、いっぱい釣ろうという言葉をかけて頂き、モチベーションを保つことができました。
何とかその期待に応えるべくいろいろ手は尽くしたのですが、そのまま釣り終了となってしまって残念です。
船内の場所を海水を流して綺麗にしたり、自席に装着していたロッドキーパーの取り外し、釣り竿から天秤と仕掛けを取り外しました。
あとは残ったオキアミと付けエサは海に奉納しました!
このオキアミで少しでもキハダとカツオが餌として認識してもらって、釣り人にチャンスが来ますように。という気持ちを込めて。
キハダのポイント(真鶴~小田原)から茅ヶ崎港までは、1時間強あったため爆睡してました。
ここ最近、キハダ・カツオともに釣果が渋い状況で難しい感じではありましたが、次回チャレンジする時はデカいマグロを釣りたいと思います。