カワハギ釣り(2025年10月31日・釣り船(金沢八景弁天屋))
2025年10月31日(金曜日)に金沢八景弁天屋にて、一日船のカワハギ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
カワハギ(皮剥)を知っていますか?
カワハギ釣りは10月頃から始まり、11月頃から本格的に熱気が上がってきます!
なぜかというと、やっぱり寒くなってきたタイミングで肝がパンパンなカワハギが釣れ始めるため、釣り人がいっぱい来ます。
私がいつもカワハギ釣りに行く時は、カワハギ釣りを楽しむことはもちろんのこと、釣れた後のカワハギ料理、肝醤油での刺身や刺身丼を作って食べることも思い浮かべています( ´∀` )
カワハギの肝のクリーミーさと醤油の甘辛さが絶妙にマッチして、肝醤油は最高に美味いんですよね!(´º﹃º`)
カワハギ釣りでは最初に一尾釣るのが実は一番むずかしいというか、緊張というか、ワクワクドキドキ感があります。
カワハギ釣りでありがちなのは、周囲は釣れているのに自分だけなぜか釣れないとか、本当にそういう時は焦りますが、冷静に釣り方、例えば、仕掛けやオモリの形状、色を変えてみたり、中オモリを付けてみたり、替え針の種類を変えてみたり、誘い方を変えてみたり、いろいろ試してみることで最初の一尾を釣り上げることができたら波に乗って行けると思います!
つまり、カワハギ釣りのその日のヒットパターンを見つけることがとても重要です。
カワハギ釣りの基本的な釣り方は、まず仕掛けを着底させてから底で少しオモリをトントンさせて止めてアタリをみます。
その後に、1mほど竿を上げて、チョンチョン止めでアタリを見て、少しずつ、海底にオモリを下ろしていき、宙でアタリがあるのか、底でアタリがあるのかをしっかり見極めることが大切です。
カワハギの釣り方と誘い方の基本パターンとしては、聞き釣り、たたき釣り、たるませ釣りの3つが代表的です。
カワハギのホバリング技術に対応するために、この3つの釣り方を組み合わせます。
カワハギ目線で考えてみると、まずカワハギはキラキラしたもの、光るモノが好きです!
まずキラキラしたオモリが海底に落ちてくると、そこに寄ってきます。
キラキラしたオモリがふわっと浮き上がるとカワハギの目線が上を向き、キラキラしたオモリの上にアサリがある、ラッキーという感じで、アサリを狙って食べてきます。
この時のカワハギのアサリ餌の食べ方がホバリングと言って、360度のあらゆる角度から少しずつ器用にアサリを食べて針だけ残ってしまいます(;^ω^)
カワハギは大好きなアサリの肝から順番に食べてくるので、針先が肝に向くように調整する必要があります。
これがカワハギ釣りの難しさ、その難しさゆえに楽しさがあります。
如何にカワハギを針にかけるか、それが釣り人の永遠のテーマでもあると思います。
カワハギのアタリは、竿先にモゾモゾしたカワハギを食べてますよというアピールから始まり、針掛かりすると、ちょんちょんカクカクとした本アタリになります。
理想的なのはカワハギがヒットしたら小さく鋭くアワセを入れることですが、誘っている内にいつの間にかかかってしまったというような場合は、そのまま巻いてきても良いかもしれませんが、慎重なやり取りが必要です。
海面にカワハギが見えたらリールを巻くのをやめ、釣竿を持ち上げながら、カワハギを船内に取り込みます。
カワハギ釣りで大事なポイントでもありますが、ドラグ調整は思いっきり引っ張ったらラインが出るか出ないか位、きつきつに締めておけばOKです。
苦労してかけたカワハギは、感動がいつもより大きいです!
カワハギは30cmを境に呼び方が変わるのをご存知でしょうか?
一般的に30cm以上のカワハギは尺ハギと呼ばれていて、これを釣り上げるのは釣り人の目標でもあると思います。
釣れたカワハギを美味しくいただくために、船上でのカワハギの血抜き処理がとても重要です。
カワハギの両面のエラをパチッとハサミで切って、バケツの中で泳がせて血抜きをします。
そうすることで、透明感がある白身と白い肝を味わうことができます。
カワハギの調理方法は、カワハギの肝を取り出し、皮が付いた状態で3枚おろしにして、皮を引くことで、薄皮も一緒に取れます。
その後、カワハギを削ぎ切りにして皿に盛り付けて肝醤油でいただく感じです(^^♪
カワハギの肝は、お酒に30分程度浸して、さっと湯通しして氷で冷やしてから、包丁で肝を刻んで、肝と醤油を混ぜ合わせたら完成です。
今回もカワハギのパワースポット、千葉県の竹岡沖のポイントでした!
カワハギってどんな魚か気になるって方は、カワハギを見てもらえたらと思います!
カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認

海の天気予報見てみると、風速5.23mとなっており、曇りのち晴れ、午後から雨という感じですね!
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認

今回の潮周りは若潮でした。
潮が動く時間帯としては、8:19~11:24という感じですので、序盤から中盤までチャンスがありそうな予感ですね!
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したカワハギ釣り(皮剥釣り)仕掛け

今回カワハギ釣りで使用した胴突き仕掛け(楽々セット)の幹糸3号、ハリス2.5号、鈎4.5号、目玉シンカーオモリ25号(ゴールド)です。
カワハギ釣りの幹糸仕掛けを1セット(2つ分入ってます)、替え針30個入り2セット、目玉シンカーオモリ25号(ゴールド、夜光)を持参しました。
使用した替え針は、ハゲ針メインです。
カワハギ釣りでは、釣り針の交換が重要になります。
カワハギが釣れた後や、外道(ベラ、トラギスなど)が釣れた後に、爪の上に針を立ててみて滑ったら、針交換が必須になります。
また、針の滑り以外にもハリスに傷があった場合なども交換した方が良いと思います。
針交換後、爪の上に針を立ててみて滑らなくなってちゃんと引っかかることまで確認すれば完璧です!
カワハギ釣りの釣果に影響する重要なポイントですので、忘れないように心がけましょう!
カワハギ釣りでは、替え針を多めに持参するのがオススメです。
日によって替え針の使用本数は異なりますが、60本程度は用意しておいた方が無難です。
替え針は道糸側に対して、上向きに向くように付けてください。
カワハギのアタリがあってアワセを入れる際、釣り針が上を向いていることで、釣り針に力が入って針掛かりするからです。
カワハギ釣りでは、釣竿、リール、PEライン、幹糸、替え針、オモリ(目玉シンカー、小田原型)、ゴムコートガン玉は、以下のものもオススメです。
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カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
なんだかんだ1年ぶりにカワハギ釣りにチャレンジすることにしました。
船宿から、釣り竿(PRO TRUST TRICK MASTERトリックマスターカワハギ 175cm)、手巻きリール(VDソルトロープロ2))をレンタルし、氷、アサリの剥き身を受け取りました!
ライフジャケットは持参したものを使用しました。

カワハギ釣りで使用したバクバクソルトをかけたアサリの剥き身です。
アサリの剥き身にヌメリがあったら、海水で一度きれいに洗い流します。
アサリの剥き身を海水で洗った後に、バクバクソルト(塩でも大丈夫です)をかけて引き締めることにより、アサリを釣り針につけやすくなり、アサリの色合いもよくなり、カワハギへのアピール力が高まります。
アサリの剥き身にバクバクソルトをかけると水分が出てきますが、少し水分を残すようにしておきます。
使用しないアサリを都度クーラーボックスに入れておき、鮮度管理をすることが理想的です。水分があった方がアサリの身の固さも調整しやすいと思います。
バクバクソルトがオススメです。
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ロッドホルダーは釣竿を置くためにあると便利ですので、持参することをオススメします。
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釣り竿(手巻きリール付き)設置(胴突き仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きリールのドラグ設定(きつく締める(思い切り引っ張ったら出ていくか出ていかないか位))を確認して準備完了です。
出船

今回は金沢八景弁天屋さんにて、竹岡沖でのカワハギ釣りにチャレンジさせて頂きました。
竹岡沖でのカワハギの釣りは1年ぶりとなりましたが、今回チャレンジしてみて分かったのは、この日はオモリが宙ではなく海底か少し浮いた所にあった方が前アタリが多かった印象でした。
リールのクラッチを切ってオモリが海底に着底してから糸ふけを取って、ちょんちょんと何回かやってから止める動作を繰り返してゼロテンションの状態で待ちます。
カワハギのアタリがなければ、竿をすっと目線まで上げてから海底まで少しずつ下ろしては止めて、時々ちょんちょんと竿先を揺らして止める動作をしてカワハギのリアクションを確認します。
カワハギのポイント、地形をイメージするために、マメにオモリで海底をコンコンしてみて、砂泥地なのか、根のある場所なのか見極めて釣りをすることが重要になります。
根のあるポイントではそのままオモリを海底に放置すると根掛かりしてしまいますので、注意してください。
たたき釣り、聞き釣りのような縦の釣りでアタリがない場合は、仕掛けに集魚板や中オモリ(ゴムコートガン玉)を付けたり、たるませ釣りのような横の釣りを試したりしてヒットパターンをいち早く見つけることが重要です。
カワハギが道糸のピーンと張っている状況を嫌ってなかなか喰いこまないような時には、中オモリをつけるのが有効です。
今回の釣り座は左舷のトモ側から2番目でした。
平日なのに、結構釣り人がいる印象で、いよいよカワハギシーズンが始まったという実感が湧いてきました!
今回は午後から雨が降りそうな予報もあり、ちょっと心配でしたが結果的には海の状況も穏やかでちょうど港に着いた時に、雨が降り始めてよかったと思いました。
カワハギ釣りの仕掛けのイメージ図です。

胴突き仕掛け(目玉シンカーオモリ25号:ゴールド)を使用し、3本針(ハゲ針)にはアサリの剥き身を付けました。
替え針は、ハゲ針、吸わせ針を使用しました。
今回は縦の釣りメインでしたのでハゲ針を多めに使用しました。
縦の釣りでアタリがない時は、吸わせ針メインが良さそうだと思います。
今回検証できなかったのは、ハリスの長さを10cm(道糸側)につけてみる所ですね。
カワハギは、竿先をゆっくり揺らしながらの聞き釣り+ゼロテンションでの釣り方で釣りをしました。
アサリの部位については、水管、ベロ、ワタがありますが、以下を参考にして頂ければと思います。

アサリの剥き身の付け方のイメージは以下の通りです。

カワハギ釣りで釣果を上げるために一番重要なポイントとしては、剥きたてのアサリを付けやすいようにバクバクソルトや塩で軽く締めてから、アサリを小さく丸く丁寧につけることができるかになります。
アサリの剥き身は、水管、ベロ、ワタの部分に釣り針を抜き刺します。
アサリの形状と針の大きさにもよりますが、コンパクトなサイズにまとめるために、水管またはベロを縫い刺しにして付けることをオススメします。
船内でカワハギが爆釣の時は、縫い刺しせず、手返しを優先して問題無いと思います。
釣り針の先端を爪に立てた時に滑らないこと、アサリがコンパクトに丸くまとまっていることがカワハギを釣り上げる重要なポイントです。
アサリの大きさはいろいろありますが、アサリが小さめで針が大きめの方が餌は付けやすいと思います。
アサリは、水管、ベロ、ワタの形がしっかりしたものを選択して釣り針に付けるようにしてください。
カワハギ釣りでは、カワハギがアサリを食べる間と簡単に食べさせない焦らしがとても重要です。
【竹岡沖でのカワハギ釣り】(2025/10/31)金沢八景弁天屋
竹岡沖でのカワハギ釣りにチャレンジした際の動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港

今回のカワハギ釣りでの釣果は、6尾でした。
カワハギをもっと釣りたかったですが、カワハギのアタリがあっても喰いこまない時やトラギスとベラの猛攻に最後まで泣かされました(;^ω^)
サバフグが出なかっただけでもありがたかったですが、今度はもうちょっと釣りたいですね!
1年ぶりのカワハギ釣りでしたが、少しずつ感覚を思い出してきました!
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました。
またカワハギ釣りに行きたいです!
釣れたカワハギの肝刺身と肝刺身丼を作りました

カワハギの刺身(肝醤油)の写真です。

カワハギの刺身丼(肝醤油)の写真です。
どちらも私が大好きで、カワハギが釣れた時には必ず試します、本当に美味しかったです!(●´ㅂ`●)
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