カワハギ釣り(2023年10月27日・釣り船(金沢八景弁天屋))
2023年10月27日(金曜日)に金沢八景弁天屋にて、一日船のカワハギ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
カワハギ(皮剥)を知っていますか?
カワハギの肝が大きくなってくるシーズンが始まりましたが11月頃からはカワハギ釣りが本格的になります。
カワハギの肝と醤油を混ぜ合わせて作った肝醤油でカワハギの刺身を食べるというのが格別なんです!
カワハギの肝が大きくなるシーズンには、釣り人でいっぱいになります。
いよいよこれからですね!(^^♪
カワハギは毎回同じ釣り方をして釣れる魚というわけではなく、いち早くヒットパターンを見つけることが釣果に影響してきます。
カワハギの釣り方と誘い方の基本パターンとしては、聞き、たたき、たるませの3つがあります。
なぜこのような釣り方になるのかと言うと、カワハギの性格と行動パターンが関係しています。
カワハギの性格は、キラキラ光るもの、動くもの、音が鳴る物など、珍しいものに興味を示しますが、そこにアサリがあれば、ラッキーという感じで食べに来ます。
カワハギは吸い込む力がとても強い魚ですが、アサリが大好物で肝の部分から食べに来ます。
カワハギはどの角度からも捕食できるという器用な魚で遊泳力にも優れ、警戒心も強い魚で、ちょっとずつアサリを食べて、いつの間にか釣り針だけになっていることがあります。
カワハギのアタリが出てアサリがなくなっている場合もあれば、知らないうちにアサリがなくなっている場合もあります。
カワハギのアタリは、竿先にちょんちょんというモゾモゾした前アタリが出てから、カクカクっという本アタリが出ます。
カワハギがヒットした時は、釣り針をカワハギの口に貫通させるため、小さく鋭くアワセを入れた方が良いと思います。
カワハギが掛かってからは、慎重にやり取りすると良いと思います。
海面にカワハギが見えたらリールを巻くのをやめ、釣竿の胴の部分を持ち上げながら、カワハギを船内に取り込みます。
カワハギ釣りで大事なポイントでもありますが、ドラグ調整は思いっきり引っ張ったらラインが出るか出ないか位、締めておけばOKです。
カワハギが釣れたらとても感動しますし、カワハギの姿も可愛らしい感じで嬉しさがこみ上げてきます。
I Love Kawahagi!!!
カワハギの数と釣るのもすごいですが、デカいカワハギ、尺ハギ(30cm以上)が釣れると、肝醤油のお刺身が頭に浮かび、嬉しさ、より一層の喜びが込み上げてきます。
釣れたカワハギが生きている内にエラの部分を切って血抜きしておくことで、綺麗な白身と肝を味わうことができます。
カワハギの調理方法としては、カワハギの肝を取り出し、皮を剥いで3枚におろして薄皮を取り除いたら、カワハギの身をそぎ切りにしてお皿に盛り付ければ完成です。
カワハギの肝をお酒に30分程度浸して、さっと湯通ししてから、包丁で肝を刻んで、醤油皿に移して肝と醤油を混ぜ合わせたら完成です。
今回は千葉県の竹岡沖のポイントでカワハギを狙うことになりました。
カワハギってどんな魚か気になるって方は、カワハギを見てもらえたらと思います!
カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
8時~14時までの海の天気予報見てみると、風速1.4mとなっており、天気予報は晴れで、風の影響はほとんどないことが分かります。
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
潮流時間のアプリで竹岡沖はありませんでしたが、潮周りは中潮でした。
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したカワハギ釣り(皮剥釣り)仕掛け
今回カワハギ釣りで使用した胴突き仕掛け(楽々HDビーズ付きのハリス止め)の幹糸3号、ハリス2号、吸わせ力鈎7.5号、小田原型オモリ25号と30号(ゴールド系と夜光系)です。
カワハギ釣りの幹糸仕掛けを1セット(2つ分入ってます)、替え針30個入り2セット、小田原型オモリ25号と30号(ゴールド、夜光)を持参しました。
使用した替え針は、ハゲ針、吸わせ針です。
カワハギ釣りでは、釣り針の交換が重要になります。
カワハギ釣りでは、外道として、フグ、ベラ、トラギスなどが釣れますが、特にフグが釣れた時には、釣り針がダメになっているケースが多く、大半はハリスの糸だけ残っていて針が取られているケースです。
カワハギが釣れた時も釣り針の状態をチェックします。
いろんなケースがありますが、釣り針の先端が折れていたり、釣り針の形が変形していたり、釣り針の形は通常時と同じように見えても針掛かりしづらいような感じになっていたりします。
針掛かりしづらい状態をどのように判断するかと言うと、釣り針の先端を手の爪に当ててみて、引っ掛かる状態かどうかで判断します。
針が爪に引っ掛からず滑るような状態では、カワハギがアサリを食べても針掛かりしませんので、即交換します。
これがカワハギの替え針の変えるタイミングになります。
カワハギ釣りでは、替え針を多めに持参するのがオススメです。
日によって替え針の使用本数は異なりますが、60本程度は用意しておいた方が無難です。
替え針は道糸側、つまり上向きに向くように付けてください。
カワハギのアタリがあってアワセを入れる際、釣り針が上を向いていることで、釣り針に力が入って針掛かりするからです。
カワハギ釣りでは、釣竿、リール、PEライン、幹糸、替え針、オモリ(小田原型、目玉シンカー)、ゴムコートガン玉は、以下のものもオススメです。
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カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
先週に続き、カワハギ釣りにチャレンジすることにしました。
船宿から、釣り竿(PRO TRUST TRICK MASTERトリックマスターカワハギ 175cm)、手巻きリール(SHIMANO 幻風 300 タイプG ))をレンタルし、氷、アサリの剥き身を受け取りました!
ライフジャケットは持参したものを使用しました。
カワハギ釣りで使用したアサリの剥き身です。
カワハギ釣りで使用したバクバクソルトをかけたアサリの剥き身です。
アサリの剥き身がヌルヌルしていたら、海水で一度きれいに洗い流します。
アサリの剥き身を海水で洗った後に、塩やバクバクソルトをかけて引き締めることにより、アサリを釣り針につけやすくなるだけでなく、アサリの色も際立ち、カワハギにアピールできます。
アサリの剥き身に塩やバクバクソルトをかけると水分が出てきますが、全部捨てずに少し水分を残しておきます。
使用しないアサリを都度クーラーボックスに入れておき、鮮度管理をすることが理想的ですが、水分があった方がアサリの身の固さも調整しやすいと思います。
バクバクソルトがオススメです。
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ロッドホルダーは釣竿を置くためにあると便利ですので、持参することをオススメします。
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釣り竿(手巻きリール付き)設置(胴突き仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きリールのドラグ設定(きつく締める(思い切り引っ張ったら出ていくか出ていかないか位))を確認して準備完了です。
出船
今回は金沢八景弁天屋さんにて、竹岡沖でのカワハギ釣りにチャレンジさせて頂きました。
友人がカワハギ釣りをするのが初めてだったため、釣行前に釣り方についてレクチャーしました。
竹岡沖でのカワハギの釣り方の基本は、ゼロテンションで釣ることです。
リールのクラッチを切ってオモリが海底に着底してから糸ふけを取って、ちょんちょんと5~6回やってから止める動作を2回繰り返してゼロテンションの状態で待ちます。
カワハギのアタリがなければ、竿をすっと目線まで上げてから海底から30~50センチまで、ちょんちょんと竿先を揺らして止める動作を繰り返してアタリを待ちます。
船は潮の流れに沿って流れているため、海底の起伏状態が変化していきますので、たまに海底まで落としてタナがずれていないか確認するようにします。
たたき釣り、聞き釣りのような縦の動きでの釣りでアタリがない場合は、仕掛けに集魚板や中オモリ(ゴムコートガン玉)を付けたり、たるませ釣りのような横の動きでの釣りを試したりしてヒットパターンをいち早く見つけることが重要です。
竹岡沖のポイントに着いたら、先週とは違い穏やかな海で、風もほとんどない状況で、釣り日和だ!という感じでワクワクしました!
今回の釣り座は右舷のトモ側から3番目、友人は4番目の場所でした。
まずは友人にカワハギを釣ってもらうことが、今回のミッションでした。
カワハギ釣りを開始してからというもの、カワハギのアタリかなと思っていたら、サバフグでした。
竹岡沖では、サバフグが結構いるということを船長のアナウンスで聞いてはいましたが、これほどまでとは思いませんでした。
サバフグがいないポイントに移動して頂いてからも、カワハギのアタリはあるものの、針掛かりしなかったり、トラギス、ベラなどが釣れたりしてなかなか本命のカワハギがヒットせずでした。
今回は浅場と深場のポイントを探って頂いたのですが、浅場では小さめのカワハギ、深場では大きめのカワハギが釣れました。
友人は初挑戦でしたが、カワハギが釣れて喜んでもらえてとても嬉しかったです。
海は穏やかでしたが、なかなか潮が動いていない時間帯も多く、上げ潮になってからカワハギが釣れ始めました。
先週の荒波の状況の時の方がカワハギが釣れたのですが、それはなぜかと考えてみた時に、荒波で仕掛けの横揺れも大きくてカワハギの興味を引くことができたのではないか、と思いました。
最後の方になって、ようやくカワハギが釣れたのですが、大きめのカワハギのアタリの出し方も分かるようになってきました。
釣り竿を叩くのではなく、ゼロテンションを意識して竿先をちょんちょんとゆっくり動かして止める。ということを試してからはアタリが取れるようになってきました。
船中が超満員ということもあってオマツリが多かったですが、周囲の釣り人と協力したりするうちに会話できたりして、とても嬉しかったです。
カワハギ釣りの替え針をスピーディーに交換できるようにマグネットの上に替え針を並べておきます。
カワハギ釣りの仕掛けのイメージ図です。
胴突き仕掛け(小田原型オモリ25号~30号:夜光)を使用し、3本針(吸わせ針)にはアサリの剥き身を付けました。
替え針は、ハゲ針、吸わせ針を使用しました。
縦の釣りではハゲ針をメインで使用し、横の釣りでは吸わせ針をメインで使用しました。
道糸側の釣り針がオモリから一番遠くになってしまうため、ハリスの長さを10cmにして距離感を調整したりしました。
今回のカワハギは、竿先をゆっくり揺らしながらの聞き釣り+ゼロテンションでの釣り方、風上(潮の流れてくる方向)にキャストしてカーブフォールさせて、竿先をゆっくりちょんちょんとさせてゼロテンションという釣り方で釣れました。
アサリの部位については、水管、ベロ、ワタがありますが、以下を参考にして頂ければと思います。
アサリの剥き身の付け方のイメージは以下の通りです。
カワハギ釣りで釣果を上げるために一番重要なポイントとしては、剥きたてのアサリを付けやすいように塩やバクバクソルトで軽く締めてから、アサリを小さく丸く丁寧につけることができるかになります。
アサリの剥き身は、水管、ベロ、ワタの部分に釣り針を抜き刺します。
アサリの形状と針の大きさにもよりますが、可能であれば、水管またはベロを縫い刺しにして付けることをオススメします。
船内でカワハギが爆釣の時は、手返し優先で問題ありません。
釣り針の先端を爪に立てた時に滑らないこと、アサリがコンパクトに丸くまとまっていることがカワハギを釣り上げる重要なポイントです。
アサリの大きさはいろいろありますが、アサリが小さい+針が大きめの方が餌は付けやすいと思います。
アサリは、水管、ベロ、ワタの形がしっかりしたものを選択して釣り針に付けるようにしてください。
カワハギ釣りでは、誘う時とゼロテンションで止める間のメリハリがとても重要になります。
オモリを30~50cm位浮かせてずっと待っていればゼロテンションの状態で釣れることもありますが、誘う+止める動作を意識すると良いと思います。
【竹岡沖でのカワハギ釣り】(2023/10/27)金沢八景弁天屋
竹岡沖でのカワハギ釣りをゼロテンションでチャレンジした際の動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港
今回のカワハギ釣りの釣果写真です。
カワハギのアタリというかチャンスはあったのですが、釣り上げることができず残念でした。
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました。
海の状況が良かったとしても、難しいなぁと思いました。
また、時期を見てカワハギ釣りをして、安定して釣れる釣り方を模索したいと思います。
釣れたカワハギの肝刺身丼を作りました
カワハギの刺身丼と肝醤油の写真です。
カワハギの刺身丼と肝醤油をまぜた状態の写真です。
カワハギの肝刺身丼の写真です。
大きいカワハギや数多くカワハギが釣れた時は、カワハギの肝刺身丼を作るのが日課です( ´∀` )
釣り人しか味わえない、贅沢丼であるカワハギの肝刺身丼は最高に美味しいです(●´ㅂ`●)
カワハギの肝を酒に30分ほど浸して冷蔵庫に入れておき、さっと湯通しして臭みを取り除けば、美味しくカワハギを食べることができます。
カワハギの刺身は白身で淡白ですが、肝醤油を混ぜて食べることでまろやかな味わいになります。
今度カワハギ釣りにチャレンジする時は、型のいいカワハギをいっぱい釣って、いろんなカワハギ料理を試したいです。
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