タチウオ釣り(2022年3月5日・釣り船(金沢八景弁天屋))
2022年3月5日(土曜日)に金沢八景弁天屋にて、1日船のタチウオ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
3月は春に差し掛かるタイミングですが、2021年10月2日にも行かせて頂いたタチウオ釣りをもう一度チャレンジしてみたいと思い、今回タチウオ釣りに行くことにしました。
よかったら、タチウオ釣り(2021年10月2日・釣り船(金沢八景弁天屋))についても見て頂けたら幸いです。
タチウオ釣りのシーズンとしては、1月~3月、6月~12月と、ほぼ1年間楽しむことができ、いつも釣りをしていて驚かされるのは、タチウオのポイントでは船団がとても多くて釣り人口もとても多いことです。
タチウオ(太刀魚)という魚を知っていますか?
タチウオはとても人気があります。
タチウオ釣りが釣り人のハートを熱くする理由は、やっぱり見た目のカッコよさがあります。
タチウオの銀色で細長くて凛とした魚体が魅力的です。
タチウオはアタリがあった時の強烈な引き込みが、すごく釣りをしていてテンションが上がるタイミングなんですよね( ´∀` )
一方で、タチウオは幽霊魚(ゆうれいうお)とも呼ばれています。
タチウオはなぜ、幽霊魚(ゆうれいうお)と呼ばれているのか分かりますか?
幽霊って言われると、見えなくて怖いイメージがあるかもしれません。
まさに、タチウオは見えなくて怖いんですよ(^^♪
遊漁船の船長や漁師さんの視点で考えると、タチウオは幽霊魚(ゆうれいうお)なんです。
魚の釣れるポイントはあまり変わることがないのですが、タチウオは昨日たくさん釣れたポイントに翌日に行ってみたら、全く姿がなくなっていたり、周辺を探してもなかなか見つけられないということがあります。
このことから、タチウオは幽霊魚(ゆうれいうお)とも呼ばれています。
タチウオは、食べてもとても美味しい魚です。
タチウオは魚体がデカイことから捌くのは意外と難しいですが、タチウオにはウロコがありません。
タチウオは、白身で身も多くて美味い魚なんです。
タチウオの大きさの基準で長さが120cm以上、胴回りが指を添えて5本以上のものはドラゴンと呼ばれています。
ドラゴンは龍と和訳できますが、タチウオがドラゴンと呼ばれる所以としては、顔がデカくて牙も鋭くなり、見た目が龍のように見えるからです。
タチウオの牙は鋭いため、タチウオが釣れて取り込む時が一番注意しなければいけないポイントです。
特にタチウオの針を外す時に、タチウオが暴れて思わぬ怪我をする危険性もあります。
タチウオの針の外し方としては、魚ばさみでタチウオの顔(口が動かないように)を固定して、針外しを使用して釣り針を外し、素早くタチウオのエラを切って血抜きするのが良いと思います。
タチウオのサイズがデカい程、タチウオの引き込みが強烈になり、ドラゴン級だと引き込みが強くてやり取りも慎重に行う必要があります。
スーパーなどで見かけるタチウオを見て思うことですが、丸々一尾というのは見たことがありませんし、魚体は傷ついているように見えます。
漁師さんが網で取ったタチウオは、魚体が網にこすれて傷が付いてしまうのですが、それでも値段としては高いです。
タチウオ釣りの魅力は、1本ずつ釣り上げることによって魚体が傷つきづらい所です。
もちろん、タチウオの魚体に傷がなければ、高級で値段も上がります。
タチウオがどんな魚か気になるって方は、タチウオを見てもらえたらと思います!
船と周囲の景色です。
朝は嵐の前の静けさって感じで、風も波も大きくありませんでした。
弁天屋の女将さんには、今日は午前中が勝負ということを言われましたが、そのような状況になるというのは、覚悟して行きました(;^ω^)
タチウオ釣り(太刀魚釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
11時頃から安全に釣りができるかどうか判断が必要になる位、強風で時化る可能性があり、午前中の釣りができるタイミングでいかに釣れるかがポイントになると思いました。
12時までの海の天気予報見てみると、風速7.9mとなっており、そもそも釣りができるのかという感じに見えました。
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
今回の潮周りは中潮でした。
潮がよく動く時間帯としては8:25~10:50という所で、やっぱり前半戦にいかに頑張って釣るかという所ですね。
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したタチウオ釣り(太刀魚釣り)仕掛け
今回使用したタチウオ釣り(太刀魚釣り)の天秤仕掛けです。
天秤は2つ入っているものを購入しました。
タチウオ釣りで天秤が無くなるっていうことは可能性として有り得ます。
タチウオの歯が鋭いため、道糸が噛まれて途中で切れてしまうケースが考えられます。
タチウオ釣り(太刀魚釣り)の仕掛けを使用したのは。1セット(4つ分)ギリギリでした!
仕掛けの手前祭りや、タチウオがヒットして針外しする時に切れてしまったり、オマツリで切れてしまったりして1セットで4つ分仕掛けがありましたが、全部使い切りました(;’∀’)
今回はハリス切れはありませんでした。
1本針4組分の仕掛けが1袋にあるのですが、2袋程度あったほうが安心できるかもしれないです( ´∀` )
オモリも2個程度あった方が安心かもしれないですね。。
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タチウオ釣り(太刀魚釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
タチウオ釣り(太刀魚釣り)にチャレンジしました!
前回の後半戦に掴んだタチウオ釣りのコツが、今回も通用するのかを確認したいと思ったためです。
船宿から、釣り竿(手巻きリール付き)、氷、サバの切り身を受け取りました!
長靴もレンタルさせて頂きました( ´∀` )
ライフジャケットは借用できますが、持参したものを使用しました。
太刀魚仕掛け、天秤、オモリ60号は船宿から購入したものを使用しました。
出船前の準備をしました⁺o(⁎˃ᴗ˂⁎)o⁺
タチウオ釣りで実際に使用したのは、ピンク・スナイパー80号-180ですが、タチウオ釣りに対応している釣り竿としては以下のものもオススメです。
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タチウオ釣りで実際に使用したのは、手巻きリール(両軸リール コブネ)です。
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タチウオ天秤仕掛けです。
タチウオ釣りで使用したサバの切り身です。
タチウオ釣りでは、サバの切り身を釣り針につけます。
ロッドホルダーに釣り竿(手巻きリール付き)設置(天秤仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きリールのドラグ設定(きつく締める)に問題ないことを確認しました。
出船
金沢八景弁天屋さんにて、タチウオ釣り(太刀魚釣り)のチャレンジをさせてもらいました。
タチウオの釣り方は、前回の釣り方を復習して頭に入れておきました。
前回のタチウオ釣りの動画はこちらになります。
よかったら、動画を見て頂けますと幸いです。
今回はちょっとバタバタしていて、船長に釣り方を再確認するのを忘れてしまいました(;^ω^)
事前に前回タチウオ釣りで学んだ際の釣り方の動画を見ておいてよかったです。
サバの切り身の付け方のイメージは以下の通りです。
サバの切り身の付け方(皮側)のイメージとなります。
サバの切り身の付け方(身側)のイメージとなります。
最初にサバの皮側の白い方を真っすぐ直線的になるようにハサミでカットします。
サバの切り身の皮側(白い方)の端から2~3mm程度(中心)から釣り針を抜き刺し、折り返して身側から皮側に縫い刺しにし、折り返して皮側から身側に縫い刺しにして、最後に先端を釣り針のハリス側にセットして引っ張っても抜けないことを確認します。
サバの切り身に最初に釣り針を刺す位置(2~3mm程度)の中心を起点とし、縫い刺しにしていくのですが、全て中心となるように付けてください。
タチウオの釣り方ですが、天秤、仕掛けの順で投入し、指示ダナをサバの切り身でアクションさせて釣ります。
今回は60m~80mのレンジ(ポイントによって異なります)がタチウオのタナでした。
例えば、75mから65mまでやってみてください。というように船長から指示ダナに対してアナウンスがあった場合は、PEラインについているマーカーを見ながら75mまで落としてから、65mまで誘いながらタチウオのアタリを待ちます。
タチウオの天秤仕掛けでの誘い方のコツとしては、竿先が海面から見て25度程度の高さの位置から45度程度の高さの位置までちょんと小さく上げて、45度程度の高さの位置から25度程度の高さの位置にちょんと小さく下げるタイミングで、リールで2分の1~3分の1回転させながら糸を巻き上げて誘う動作を繰り返します。
竿先が海面から見て25度程度の高さの状態というのは、アタリがあった時にアワセるためとなります。
この角度でタチウオ釣りをすることで、本アタリがあった時に、本アワセがしやすくなります。
竿先が高めの状態でアタリがあった時は、アワセがしづらいです。
タチウオのアタリがなければ、また75mまで落として65mまで同様の誘う動作を繰り返してタチウオのアタリを待ちます。
タチウオのアタリでは、竿先が一気に海面近くまで引き込まれるようないきなり本アタリになる場合と、何か軽く触った感じの前アタリから本アタリになる場合の2パターンあります。
いきなり本アタリになった場合は、そのままテンションを保ちつつ一定の速度で巻き上げて釣り上げるようにしています。
前アタリからの本アタリの場合は、本アタリに変わったタイミングで、念のため思いっきりアワセを入れるようにしています。
タチウオの針がかりが甘く、すっぽ抜けてバラシてしまう可能性があるためです。
基本的には、海面付近まで強く引き込まれる本アタリのタイミングでアワセます。
ちょんアタリは前アタリとなりますので、同じ動作でしゃくり続けて竿先が海面付近に引き込まれる本アタリまで待ってからアワセます。
ちょんアタリがあった時は、釣り餌(サバの切り身)がかじられていることがあるため、海面まで竿先が引き込まれることがなかったら、仕掛けを回収して釣り餌(サバの切り身)の状態を確認して指示ダナからやり直します。
ポイント移動してから、初めにタナを取りに行く時に、船長の指示ダナのレンジ付近で、コツっていうような感覚が手持ち竿に伝わってくることがあります。
その時、指示ダナのレンジ内であれば、そこで止めてから誘ってみるのもアリです。
今回はそのコツっていう竿先に伝わってきたタナから誘い始めて、タチウオを釣り上げることもできました( ´∀` )
これが、基本的な天秤仕掛けでのタチウオの釣り方のコツとなります。
今回は久々のタチウオ釣りということもあって楽しみだったのもありますが、同時に以前検証したゆっくり誘う釣り方で釣れるのかということが検証できれば良いと思いました。
船長から釣り開始のアナウンスが流れました。
事前の予報では風が強くなっていく感じだったのですが、前半はそこまで風がなかったです。
タチウオ釣りの仕掛けのイメージ図です。
天秤仕掛け(オモリ60号)を使用し、1本針にはサバの切り身をつけました。
繰り返しになりますが、今回はゆっくりでの誘い方でのタチウオ釣りを検証する目的でチャレンジすることにしました。
最初の方はアタリがなかったのですが、ポイント移動後にファーストヒットがありました。
これはやっぱり、ちょんと小さくしゃくってゆっくり巻く動作が釣りやすいのか!?と思いました。
検証結果としては、タチウオ釣行としては2回のデータとなりますが、小さくしゃくって、ゆっくり巻くというのは効果的な釣り方であると思いました。
今回は8打数5安打でした。
タチウオのアタリは8回あったのですが5回は釣り上げ成功、1回は前アタリからの本アタリでアワセを入れなかったことによる途中でのバラシ、1回は前アタリの段階でアワセを入れてしまい途中でのバラシ、1回は本アタリで一定の速度で巻かないといけない所を高速巻きにしてしまい途中で針外れになってしまいました(-_-;)
タチウオの活性や、その時々の海の状況によっては、大きくしゃくったり、速く巻いたりすると釣れることがあるかもしれませんので、あくまでも参考として考えて頂ければ幸いです。
【東京湾でタチウオ釣り】(2022/3/5)金沢八景弁天屋
東京湾でのタチウオ釣りの動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港
釣れたタチウオの写真です。
強風で海の状況も荒波ということもあり、タチウオの反応もなくなってしまったため、船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました(^^;)
釣果はタチウオ5尾でした。
もうちょっと時間があったらなぁと思いつつ、そこは自然が相手なんで仕方ないと割り切ることにしました。
もう少しタチウオの釣り方を検証して見たかったのですが、また今度タチウオ釣りに挑戦する時に試してみようと思います。
釣れたタチウオの塩焼きを作りました
釣れたてのタチウオを塩焼きはシンプルな料理となりますが、タチウオのお腹周りの部分は脂ノリが良くて美味しかったです(´º﹃º`)
冬真っただ中の脂ノリと比べても遜色ない感じでした。
釣れたタチウオの刺身丼を作りました
白いご飯の上に豪快にタチウオの刺身をのせて、ワサビと刺身醤油で頂きました!
淡白な白身に脂ノリも良く、甘くてとても美味かったです(●>艸<)美味!!
釣れたタチウオの炙り刺身丼を作りました
白いご飯の上に豪快にタチウオの炙り刺身をのせて、ワサビと刺身醤油で頂きました!
炙ったことにより、タチウオの皮からも脂がじゅわーっと出てきて、甘味もあってとても美味かったです(๑╹ڡ╹๑)