タチウオ釣り(2024年7月12日・釣り船(金沢八景弁天屋))
2024年7月12日(金曜日)に金沢八景弁天屋にて、1日船のタチウオ釣り(スポットタチウオ船)に行ってきましたので、釣行日記を書きます。
久々のタチウオ釣りでテンション上がってます!
6月~8月は夏の時期ですが、梅雨入りから始まって気温も上昇していて暑いですが、タチウオ釣りも熱いんです!
タチウオ(太刀魚)の産卵期は6月~10月頃とされていて、この時期、特に夏の時期はドラゴン級のタチウオを狙うことができます。
タチウオ釣りのシーズンは、4~5月以外、ほぼ1年間楽しめます。
タチウオ(太刀魚)という魚を知っていますか?
タチウオは、細長くて歯が鋭いために、一見怖そうに見えますが、カッコいい魚で見た目はドラゴン、すなわち龍のように見えます。
タチウオの魚体は、銀色に光り輝いていてとても美しくてカッコよいです。
他の魚とは違って、ウロコがありませんので、魚体はとてもデリケートですが、調理する時はウロコを取る必要がないため楽ですが、とてもデリケートです。
あとタチウオの泳ぎ方は実際に見たことはないですが、顔を上向きにして縦に泳ぐ魚なので、魚探で見ると縦に長く映ります。
今回は久々のタチウオ釣りということもあり、得意の天秤仕掛けでチャレンジすることにしました。
私が弁天屋さんでタチウオ釣りをした時の餌は、サバの切り身が大半だったのですが、今回はコノシロの切り身でチャレンジとなりました。
コノシロの切り身を利用して天秤仕掛けでタチウオを釣る方法となります。
天秤仕掛けでのタチウオ釣りは少し難易度が上がる釣りではありますが、初心者の方でも気軽にチャレンジしやすいため、オススメです。
タチウオのアタリは、いろいろあります。
チョンチョンというアタリから始まって、ズドンと強烈に引き込まれる場合は、天秤仕掛けで誘ったコノシロを追いかけてそのまま喰いつくという感じです。
チョンチョンというアタリから始まって、しばらくあたりがなくなったあと、ズドンと強烈に引き込まれる場合は、警戒しつつ問題なさそうだとタチウオが判断した時に一気に喰いこむ形です。
その他にも一瞬オマツリのように竿先がポンと水平になる時があるのですが、これは喰い上げているサインのため、アワセを入れて本アタリまで持っていきます。
タチウオの理想的なアタリは、チョンチョンっていう小さいアタリが繰り返された後、一気に引きこもうとする強いアタリです。
ドラゴン級のタチウオは警戒心が強いため、なかなか喰いこまないのですが、前アタリから本アタリになりかけのアタリが出ても焦らずに、完全に本アタリになる(竿先が海面に引き込まれる)まで待って、思いっきりアワセをいれます。
タチウオのアワセが決まった後は、ラインのテンションを緩めずに一定の速度で巻き上げてきます。
油断して少しでもラインのテンションが緩むと道糸切れやハリス切れになるリスクが高いため、注意が必要です。
一番注意すべきは取り込みの時ですが、天秤を持ってハリスが弛まないようにテンションを維持したまま取り込む必要があります。
タチウオ釣りが人気なのは、ヒットした時の強烈な引き込みとドラゴン級タチウオが釣れた時の感動と食べても美味しい所にあります。
さて、タチウオがドラゴンと言われるサイズは、胴回りが100cm以上でお腹周りが指5本以上の大きさとなります。
タチウオ釣りの場所は大体決まっているのですが、神出鬼没で場所を見つけることが難しい時がありますが、タチウオは幽霊魚とも言われています。
今回はすんなりポイントに入ることができたので、釣りをする時間が長く取れてとても良かったと思います。
タチウオは時間をかけずに調理することができます。
タチウオの身は淡白で脂ノリも良くて美味しいので、大好きな魚なんですよね!
タチウオの簡単な捌き方としては、頭と尻尾の部分を切り離してから、お腹を開いて内臓を取り出して血合いを取ってから、食べやすいサイズ(冷蔵庫に格納できるサイズ)に切り分ければOKです。
タチウオを釣る時も調理する時も気を付けないといけないのは、タチウオの鋭い歯でケガをしないように注意が必要です。
タチウオの安全な針外しの方法は、魚ばさみでタチウオの口が動かないように固定して釣り針を外すことです。
タチウオを美味しくいただくために、エラを切って血抜きしてからクーラーボックスに入れます。
タチウオが綺麗な銀色の魚体のまま1本ずつ釣り上げることができて、高級魚を食べることができるのは釣り人の特権です。
スーパーなどにおいてあるタチウオや切り身をみていただくと分かると思いますが、ウロコがないことで傷が付いていると思います。
漁師さんが網でタチウオを捕まえると、暴れて銀色の身体が傷ついてしまうため、価値が少し落ちてしまいますが、それでも価格は高いです。
タチウオがどんな魚か気になるって方は、タチウオを見てもらえたらと思います!
船と周囲の景色です。
今回の天気は曇りのち雨って感じですね(;^ω^)
タチウオが高活性で好釣果となって祝福の雨となるか、低活性で試練の雨となるか、ドキドキワクワクでした!
タチウオ釣り釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
海の天気予報見てみると、風速3.12mとなっており、曇りのち雨という感じですね!
事前に海の天気予報を参考にし、雨具(合羽)の準備していきました。結果的には雨が予想以上に降ったため、事前に準備しておいて正解でした!
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
今回の潮周りは長潮でした。
あまり潮が動かない感じですが、潮が動く時間帯としては、10:13~12:47という感じですので、最初から最後の方までチャンスがありそうな予感ですね!
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したタチウオ天秤釣り仕掛け
今回使用したタチウオ釣り(太刀魚釣り)の仕掛けです。
今回使用したタチウオ釣り(太刀魚釣り)の天秤とオモリ60号です。
カゴ天秤とオモリ60号とタチウオ仕掛けです。
今回はカゴ天秤とオモリ60号を持参し、タチウオ仕掛けを船宿で購入しました。
カゴ天秤は安価でコンパクトなので、とても人気があります。
タチウオ釣りでの道糸切れ、ハリス切れに備えて、カゴ天秤とオモリ60号は2つは用意しておいた方がいいと思います。
タチウオ仕掛けはタチウオの当日の大きさや喰い方などを確認しながら使い分けるために、サーベルフックX1/0号とX2/0号を購入しました。
今回もタチウオ釣りの仕掛けは1袋で4組分入っていましたが、2組分使用することになりました。
1袋の中に、4つ仕掛けが入っているのはとてもありがたいですし、弁天屋オリジナルで針先の所にチューブが付いていて、これは針とフロロの連結部分を噛まれてもバラシのリスクを軽減できるようになっているので、とても素晴らしいと思います。
オマツリの時やタチウオが釣れて針掛かりした場所によっては、ハリス切れになってしまうリスクもあります。
1本針4組分の仕掛けが1袋にあるのですが、2袋程度持っていた方が安心感があります!
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タチウオ釣り釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
今回はスポットタチウオ船(タチウオ釣り一日船)にチャレンジしました!
船宿から、釣り竿(手巻きベイトリール付き)をレンタルし、氷、コノシロの切り身を受け取りました!
コノシロの切り身を消費したら、100円でコノシロを追加できました。
カゴ天秤、オモリ60号は持参、ライフジャケットは借用できますが持参したものを使用しました。
タチウオの仕掛けは購入したものを使用しました。
出船前の準備をしました⁺o(⁎˃ᴗ˂⁎)o⁺
タチウオ釣りで実際に使用した釣り竿と手巻きベイトリールです。
タチウオ釣りでは、釣り竿、手巻きベイトリール、PEライン2号、ロッドホルダーは以下のものをオススメします。
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タチウオ釣りで使用したコノシロの切り身です。
タチウオ釣りでは、コノシロの切り身を釣り針につけます。
ロッドホルダーに釣り竿(手巻きベイトリール付き)設置(カゴ天秤とオモリ60号、タチウオ仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きベイトリールのドラグ設定はフルロック(きつく締める)に問題ないことを確認しました。
出船
金沢八景弁天屋さんにて、タチウオ釣りにチャレンジさせてもらいました。
夏のタチウオ釣りは2年ぶりですが、その時はいっぱい釣れたので、良いイメージを持って楽しんでいきたいと思います!(^^♪
参考までに、過去動画を作成していますので、良かったら見てください。
春のタチウオ釣りの動画はこちらになります。
夏のタチウオ釣りの動画はこちらになります。
秋のタチウオ釣りの動画はこちらになります。
コノシロの切り身の付け方のイメージは以下の通りです。
コノシロの切り身の付け方のイメージとなります。
まずコノシロの切り身の皮側を真っすぐ直線的になるようにハサミで切ります(最初から直線的になっている時はそのまま使用しても問題ありません)。
コノシロの切り身の皮の白い方の端から2~3mm程度(中心)から釣り針を抜き刺し、折り返して身側から皮側に縫い刺しにし、折り返して皮側から身側に縫い刺しにして、釣り針のチモトに固定して引っ張っても抜けないことを確認します。
タチウオの釣り方ですが、天秤仕掛けを投入し、指示ダナのレンジをベイトが泳いでいるような感じで誘っていきます。
40m~50mのレンジが指示ダナの場合、PEラインのマーカーを確認しつつ、50mまで落として止めます。
この時の50mまで落とすのは天秤を目安にします。
40mまでちょんとゆっくりしゃくって3分の1~2分の1程度巻くを繰り返してタチウオのアタリを待ちます。
タチウオ天秤仕掛けでの誘い方は時期によって異なりますが、基本的な釣り方は同じです。
夏のタチウオの天秤仕掛けでの誘い方のコツは、竿先が海面から見て25度程度の高さの位置から45度程度の高さの位置までちょんと小さくふわっと上げて、45度程度の高さの位置から25度程度の高さの位置にちょんとゆっくりふわっと下げるタイミングで、2分の1~3分の1、リールを回転させながらラインを巻き上げて誘う動作を繰り返します。
この小さく上げ下げは変わらないのですが、しゃくるスピードでタチウオのヒットパターンを見つけるのが先決です。
竿先が海面から見て25度程度の高さは、アタリがあった時にアワセやすさを考えています。
竿先が高い位置では、素早く本アワセができないため注意が必要です。
タチウオのアタリがなければ、また50mまで落として40mまで同様の誘う動作を繰り返してタチウオの本アタリを待ちます。
タチウオのサイズにもよりますが、アタリ方はいろいろあります。
チョンチョンというコノシロの切り身にアタックしてきている小さいアタリから、海面まで引き込まれるような大きいアタリがあります。
小さいアタリが出たとしても、同じテンポで誘い続けているうちに本アタリに変わってきますので、途中でアタリがなくなっても同じペースで誘い続けることが重要です。
チョンチョンという前アタリがあった場合は、同じ動作でしゃくり続けて竿先が海面付近に引き込まれる本アタリまで待ってからアワセます。
ドラゴン級のタチウオの場合は、いきなり本アタリになることがあります。
本アタリでアワセを入れた後は、一定の速度で巻き上げて釣り上げるようにします。
ちょんアタリがあってタナの上限まで来てもアタリがなければ、仕掛けを回収してコノシロの切り身の状態をチェックしてください。
船長の指示ダナのレンジ付近で、コツコツっていうような感覚が手持ち竿に伝わってくることがあります。
指示ダナのレンジ内であれば、そのタナから誘ってみるのもアリです。
前アタリと本アタリの間くらいのアタリの時にはアワセを入れないように注意が必要です。
なぜかというと、今回も実践して身に染みたのですが、中途半端な引き込みの時にアワセを入れるとすっぽ抜けたり、ハリス切れが多発する原因になりますので、注意が必要です。
これが、基本的な天秤仕掛けでのタチウオの釣り方のコツとなります。
船長から釣り開始のアナウンスが流れました。
タチウオ釣りの仕掛けのイメージ図です。
天秤仕掛け(オモリ60号)を使用し、1本針はサーベルフックX 2/0号(1/0号)にはコノシロの切り身を抜き刺します。
幸先よく早速タチウオのアタリがありましたが、喰いこまずでした(;^ω^)
最初は小さく鋭くという感じでタチウオを誘っていたのですが、この日は何だかタチウオのノリが良くない(ヒットしない)感じだったので、小さく竿先をふわっとした感じでしゃくってゆっくり巻く動作でタチウオ釣りをすることにしたら、次々とタチウオのアタリをとらえることができました。
小さいタチウオの場合は、前アタリから本アタリになるのが、誘い続けている時なのですが、大きいタチウオの場合は、前アタリがあってしばらく、あれっ?いなくなったのかな?と思いつつも同じペースで誘っていたらいきなりズドンっと海面まで竿先が引き込まれるようなアタリが出ます。
ほんと、たまらないっすよねぇ。。この感覚はタチウオ釣りをした人じゃないと体感できないので、ぜひ体感していただきたいです。
ぜひ、みなさんにも釣っていただきたいので、動画で釣り方をまとめてました!
【猿島沖でタチウオ釣り】(2024/7/12)金沢八景弁天屋
猿島沖でのタチウオ釣りの動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港
釣れたタチウオの写真です。
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました(^^;)
釣果はタチウオ13尾でした。
今回は途中から大雨になって天候的なコンディションとしては厳しい状況でしたが、タチウオの活性も高く気が付いてみれば13尾釣り上げることができ、船内でトップ(竿頭)であることが分かりました!とても光栄なことです!
バラシも多数あったので全部ものにできてれば20尾くらいは釣れてましたね(;^ω^)
まだまだタチウオ釣りの勉強が必要だと実感しましたね。
今回はタチウオ船一日ということで、タチウオ釣りを楽しむことができてよかったです。
夏のタチウオは誘い方のコツが分かってよかったです。
釣れたタチウオの刺身と炙り刺身を作りました
タチウオの刺身と炙り刺身をそれぞれ、ワサビ刺身醤油でいただきました!
やっぱりタチウオは味も最高ですね(^^♪
釣れたタチウオの炙り刺身丼を作りました
タチウオの炙り刺身はタチウオの皮の香ばしさと皮からの脂がじゅわーっと出てきて、甘味も旨味もあって最高に美味でした(●>艸<)
釣れたタチウオの塩焼きを作りました
釣れたてのタチウオの塩焼きは、脂がジューシーで美味いですね!(゚д゚)ウマー
釣れたタチウオの白子と卵の煮つけを作りました
タチウオの白子と卵の煮つけ、触感がよくてとても美味しかったです(๑╹ڡ╹๑)