カワハギ釣り(2023年10月20日・釣り船(金沢八景弁天屋))
2023年10月20日(金曜日)に金沢八景弁天屋にて、一日船のカワハギ釣りに行ってきましたので、釣行日記を書きます。
カワハギ(皮剥)はどんな魚なのか知っていますか?
カワハギの身は、暑い皮で覆われていて、覆面になっています。
カワハギの特徴的な見た目と好奇心旺盛な子供のような行動に、心を奪われます。
カワハギの身に覆われている皮を剥いで調理することが、カワハギという名前の由来となっています。
カワハギの淡白な白身とまろやかな肝を醤油で混ぜ合わせた肝醤油で食べることは、食通を唸らせています。
カワハギってこんなに美味しいんだと、初めて食べた時には感動しました。
釣りが大好きな私は、カワハギって釣れるのか、という所から調べました。
船でカワハギを釣ることができたり、堤防でもカワハギを釣ることができるということを知りました。
私がカワハギ釣りを始めたきっかけは、食べて美味しいと思ったからです( ´∀` )
カワハギをいっぱい釣って、美味しく頂きたいというのがきっかけです。
カワハギってどうやって釣るんだろう。っていう所もいろいろ調べてみたのですが、カワハギは「エサ取り名人」と呼ばれていて、釣りとしては上級者向けということが分かりました。
アサリの水管⇒ベロ⇒ワタの順番で釣り針に付けます。
アサリの水管かベロの部分を縫い刺しにしてから、肝の部分に針を持っていくとコンパクトにまとまりやすいです。
高活性時で手返し優先の時は、アサリの水管かベロの縫い刺しをする必要はありません。
アサリを小さく丸い形にコンパクトにまとめることが重要で、針先はアサリの肝の所に仕込んでおきます。
なぜかというと、カワハギはアサリの肝から食べるからです。
カワハギ釣りは奥が深いですし、カワハギが針掛かりして釣れた時の感動がたまらないため、毎年カワハギ釣りのシーズンになると、カワハギ釣りにチャレンジしています!(^^♪
カワハギの釣り餌としては、剝きたてのアサリが一番良いです。
剥きたてのアサリを釣り餌として提供している船宿を選ぶか、自分でアサリを購入し剥きたてのアサリを持っていくかどちらかで大丈夫です。
カワハギ釣りで重要なのは釣り方もそうなのですが、一番は釣り餌であるアサリの鮮度が重要です。
次に重要なのは、アサリ餌の付け方です。
カワハギの釣り針には、ハゲ針という針掛かり優先の釣り針と吸わせ系というカワハギが吸い込みやすい針があります。
ハゲ針は、カワハギの口の中に入ってしまえば針掛かりし、宙釣りをする時や高活性の時に使用します。
吸わせ系の針は、カワハギがアサリ餌を吸い込みやすく吐き出されやすく、底釣りをする時や低活性の時に使用します。
カワハギ仕掛け3本針をつけて、底にオモリを付ける胴突き仕掛けが一般的です。
中オモリを使用することも有効な時があります。
中オモリをつけることで潮が中オモリに当たった時に仕掛けが揺れて弛むことから、カワハギがアサリを食べやすくなります。
オモリもいろいろありますが、小田原型オモリか目玉シンカーで金色と夜光系の色のものを持っておくと良いと思います。
晴れの日とか明るい時はゴールド系、曇りの日とか暗い時は夜光系が良いと思っています。
カワハギのアタリは、竿先にちょんちょんという前アタリが出てからカクカクっという本アタリが出ます。
カワハギがヒットした時は、釣り針をカワハギの口に貫通させるため、小さく鋭くアワセを入れた方が良いと思います。
カワハギがヒットしたら、巻ける時は速めに巻いて、巻けない時はゆっくり巻いて、慎重にやり取りすると良いと思います。
海面にカワハギが見えたらリールを巻くのをやめ、釣竿の胴の部分を持ち上げながら、カワハギを船内に取り込みます。
カワハギ釣りで大事なポイントでもありますが、ドラグ調整は思いっきり引っ張ったらラインが出るか出ないか位、締めておけばOKです。
今回は千葉県の大貫沖のポイントでカワハギを狙うことになりました。
カワハギってどんな魚か気になるって方は、カワハギを見てもらえたらと思います!
カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日前)
海の天気予報を確認
8時~14時までの海の天気予報見てみると、風速7.4mとなっており、天気予報は晴れのち曇りですが、強風予報なのがとても気になりますね。
詳しく知りたい方は、初心者必見!沖釣り(船釣り)の海天気の調べ方も参考にしてみてください。
潮流時間を確認
潮流時間のアプリで竹岡沖はありませんでしたが、潮周りは中潮でした。
沖釣り(船釣り)での【若潮・中潮・大潮・小潮・長潮】潮汐とは?に詳しく記載していますので、よかったら参考にしてみてください。
今回使用したカワハギ釣り(皮剥釣り)仕掛け
今回カワハギ釣りで使用した胴突き仕掛け(フックビーズ付きのハリス止め)の幹糸、ハゲ型・くわせ型の替え針、小田原型オモリ30号(後程、目玉シンカーオモリ25号も使用しました)です。
カワハギ釣りの幹糸仕掛けを1セット(2つ分入ってます)、替え針30個入り2セット、オモリは小田原型オモリ30号、目玉シンカー25号と30号(金、黒、夜光)を持参しました。
メインで使用した替え針はハゲ型で、オモリは小田原型オモリ、目玉シンカー金色です。
カワハギ釣りでは、釣り針の交換が必要になります。
なぜかというと、針が小さいこともあり、釣った魚のパワーで針が伸びてしまったり、爪に針先を立てた時に滑ってしまう状態で針掛かりしなくなってしまうことが多いからです。
あとはフグがアサリを食べる時は針ごと持って行ってしまいますので、替え針は必須です。
替え針の向きは基本的に上向きが良いと思いますが、多少横向きでも大丈夫です。
替え針が下を向いていると竿を上げ下げした時にもアワセが決まらない感じですね。
替え針が上を向くように真っすぐ付けることで聞き上げていく時にアワセが決まる感じになります。
カワハギ釣りでは、釣竿、リール、PEライン、幹糸、替え針、オモリ(目玉シンカー、小田原型)は、以下のものもオススメです。
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カワハギ釣り(皮剥釣り)釣行日記(釣行日当日)
出船前準備
久々に、カワハギ釣りにチャレンジすることにしました。
船宿から、釣り竿(PRO TRUST TRICK MASTERトリックマスターカワハギ 175cm)、手巻きリール(SHIMANO 幻風 300 タイプG ))をレンタルし、氷、アサリの剥き身を受け取りました!
ライフジャケットは持参したものを使用しました。
カワハギ釣りで使用したアサリの剥き身です。
アサリの剥き身がヌルヌルしていたら、海水で一度きれいに洗います。
海水で洗った後にアサリの剥き身に塩をかけて引き締めることにより、アサリを釣り針につけやすくなります。
アサリの剥き身に塩をかけると水分が出てきますが、少し水分を残しておくようにします。
こうすることで、アサリの固さを調整しやすくなるためです。
バクバクソルトがオススメです。
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ロッドホルダーは釣竿を置くためにあると便利ですので、持参することをオススメします。
釣り竿(手巻きリール付き)設置(胴突き仕掛けのセット完了)、ライフジャケット着用、手巻きリールのドラグ設定(きつく締める(思い切り引っ張ったら出ていくか出ていかないか位))を確認して準備完了です。
出船
今回は金沢八景弁天屋さんにて、大貫沖でのカワハギ釣りにチャレンジさせて頂きました。
あれ、竹岡沖ではないの??と思うかもしれませんが、この日は南西風の強風と荒波によって、竹岡沖のポイントまで行くことはできませんでした(;´・ω・)
釣行前に船宿のスタッフの方に、カワハギの釣り方を予習も兼ねて聞いてみました。
基本的には、リールのクラッチを切ってオモリを着底させてから、竿先の曲がりを確認しながらちょんちょんと5~6回やってから止める動作を2回繰り返し、アタリがなければ、ちょんちょんと竿を振りながら目線の位置まで上げていき止めてアタリを見ます。
アタリがなければ、ちょんちょんと竿を振りながら海底付近(海底から30~50センチ)で止めてアタリを見る。というのを繰り返し行うという釣り方です。
たまに海底まで落としてタナがずれていないか確認するようにします。
楽しみ(^^♪と思ってポイントに着いてからしばらくした後、荒波と強風が待っていました(;´・ω・)
今回は根のあるポイントがメインで、魚のアタリも多かったのですが、針掛かりしづらい状況であったり、根掛かりが多くてオモリや仕掛けをロストしてしまいました(;^ω^)
根のあるポイントでは海底付近のゼロテンションはリスクがあるため、宙釣りで狙うのが良いと思います。
基本的にはゼロテンで釣ろうと思いました。
今回の釣り座は左舷のトモ側から2番目の場所になりました。
今回はポイントに移動するまでも風と波があったのですが、ポイントに移動してしばらくしたら、強風になっていきました。
カワハギ釣りの仕掛けのイメージ図です。
胴突き仕掛け(オモリ25号~30号:目玉シンカー、小田原型)を使用し、3本針(ハゲ針)にはアサリの剥き身を使用しました。
波も高く気を付けて釣りをしないと船から落ちるかもしれないという感じでしたが、何とかカワハギ釣りをすることができました。
底にオモリが着く感覚はありましたが、根のポイントでかつ強風と荒波によって、オモリの位置が不安定になってしまい、根掛かり多数でオモリや仕掛けも多数なくしてしまいました(´;ω;`)
しかも外道、特にベラのアタリが多かったです(全部リリースしました)。
船長にポイント移動して頂き、根のないポイントではやりやすくなるかと思っていましたが、強風と荒波の影響もあったことと、サバフグの猛攻もあって苦戦しました。
今回のような海の状況では、カワハギのアタリがあった時はアワセを入れるより、向こうアワセの方が良いと思いました。
何度かカワハギの前アタリがあってアワセを入れてもうまくフッキングせずでしたが、アタリがあってから待っていた方がカワハギを釣り上げることができました。
基本的には、たたき釣り、聞き釣り、ゼロテンションでラインが張らず緩まずの状態での釣り方になりました。
宙釣りでのたるませ釣りも試しましたが、海底でのたるませ釣りは根のポイントが主だったため、試せませんでした。
根があるポイントでは、海底からオモリを30cm~50cm程度上げた所でゼロテンで誘って釣る方法が良いと思います。
アサリの部位については、水管、ベロ、ワタがありますが、以下を参考にして頂ければと思います。
アサリの剥き身の付け方のイメージは以下の通りです。
カワハギ釣りで釣果を上げるために一番重要なポイントとしては、剥きたてのアサリを付けやすいように塩で軽く締めてから、アサリを小さく丸く丁寧につけることができるかになります。
アサリの剥き身は、水管、ベロ、ワタの部分に釣り針を抜き刺します。
アサリの形状と針の大きさにもよりますが、可能であれば、水管またはベロを縫い刺しにして付けることをオススメします。
船内でカワハギが爆釣の時は、手返し重視で問題ありません。
釣り針の先端が滑らないこと、魚のパワーで針が伸びてしまっていたりしていないこと、アサリがコンパクトに丸くまとまっていることがカワハギを釣り上げる重要なポイントです。
アサリの大きさはいろいろありますが、アサリが小さい+針が大きめの方が餌は付けやすいと思います。
アサリが大きかったとしても大きい針であれば問題ないかと思います。
アサリは1日分頂けますが、水管、ベロ、ワタがしっかりしたものを優先的に選択して付けるようにしてください。
カワハギ釣りでは、誘う時間と止める時間のメリハリがとても重要になります。
オモリを30~50cm位浮かせてずっと待っていればゼロテンションの状態で釣れることもありますが、誘う+止める動作を意識するようにしましょう。
【大貫沖でのカワハギ釣り】(2023/10/20)金沢八景弁天屋
大貫沖でのカワハギ釣りをゼロテンションでチャレンジした際の動画をアップしましたので、よかったら見てください。
帰港
今回のカワハギ釣りの釣果写真です。
船長から釣り終了のアナウンスが流れて、後片付けをして帰港しました。
今回のカワハギは中小型中心でしたが、海の状況が良くない時でのカワハギ釣りは初めてだったため、勉強になることが多くて良かったです!
釣れたカワハギの肝刺身を作りました
カワハギの刺身を肝醤油で!!カワハギが釣れた日に試したいのは、やっぱりこれですね!(๑º﹃º๑)
カワハギの肝を酒に浸して臭みを取り除けば、美味しく頂けます!
心配な方は熱湯にさっとくぐらせておけばOKですが、鮮度が高いうちに食べることをオススメします!
カワハギの刺身は淡白で甘味があります。
カワハギを熟成させて食べるのもアリですが、肝は鮮度が良い時に頂きたいものです。
釣れたカワハギの肝刺身丼を作りました
釣り人の特権、贅沢の極みではありますが、カワハギの肝刺身丼を食べました!(●´ㅂ`●)
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